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2002年04月09日(火) |
白い犬とワルツを(テレビ) |
先日レンタルビデオ店で、 この作品のビデオがリリースされていることを知りました。
白い犬とワルツを To Dance with the White Dog 1993年アメリカ(テレビ映画)
長年連れ添った妻の死で、 精気を失ったかのようになっていた老人が、 ある日家の軒先に、美しい白い犬を見ます。 追っ払っても追っ払ってもやってくるその犬は、 彼の目にしか見えないものでしたが、 やがて、えさを与えるなど、 その犬との交流を楽しみに思うようになっていきます。
しかし、犬の姿を認められない老人の子供やその家族たちは、 「おじいちゃん、とうとうボケちゃった?」 くらいの感じで、心配して見守るばかりでした。
亡き妻が生前行きたがっていた学生時代の同窓会に、 老人はその犬を伴って参加した先で ちょっとしたミスから、事故に遭ってしまいますが、 その白い犬は、老人を救うために走るのでした…
テリー・ケイが著した原作も 去年から大変話題になっていますが、 この映像化作品は、 日本でも少なくとも3度ほど放映されています。
老人を演じたのは、ヒューム・クローニン、 そして先立ってしまった妻が、 今は亡きジェシカ・タンディでした。 本当の夫婦だった2人の名優による、 美しく穏やかな夫婦愛を描いたしっとりした作品ですが、 父親(あるいは祖父)を心配する身内たちのおろおろしたさまも、 非常に微笑ましいものでした。
この作品は間もなく、 仲代達也、藤村志保の主演でつくられた「日本版」が 公開になるようですが、 日本的な繊細さが生きた作品だといいなと思いつつ、 私自身は見るかどうかはわかりません。 ごらんになった方、感想を掲示板等にてお願いいたします!
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