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2月23日、映画監督のビクター・フレミングが生まれました(1883年)。
オズの魔法使 The Wizard of Oz 1939年アメリカ ビクター・フレミング監督
原作は有名ですし、映画化も何度もされていて、 何かしらごらんになった方も多いと思います。
私自身の原体験は、70年代のテレビドラマシリーズでした。 (74〜75年ぐらいに放送されていた…はず) といっても、内容はろくろく覚えていないのですが、 当時、スポンサーだったホンダのディーラーに行くと、 「かけると立体に見える3Dメガネ」をもらえる…というのが 売りだったようなことは、しっかり覚えています。 うちの至近にディーラーさんがあったので、 早速もらいにいきましたが、兄が全く独り占めしてしまって、 私は最終回後のCMになってからやっと貸してもらえたのでした。 でも、当然そんなものを見ても、立体には見えるわけもなく、 本編はずっと「無意味にブレた映像」だけ見せられていました。
それはともかく。
カンザスに住む少女ドロシー(ジュディ・ガーランド)が、 愛犬トト、 それぞれに渇望するもののあるカカシ、ロボット、ライオンとともに、 オズの魔法の国で大冒険を繰り広げるお話です。 魔界に入るまでがモノクロ、魔界のパートが鮮やかなカラーで、 特殊効果もへったくれもない時代の素朴な映画ながら、 「大人だってわくわくする」作品に仕上がっていました。
テーマ曲【Over the rainbow】も有名ですね。 可憐なジュディー・ガーランドの愛らしい歌声も、この映画の一部です。 彼女は後に映画監督のヴィンセント・ミネリとの間に 後に大スターになる女の子をもうけました。 それがライザ・ミネリです。 (釈迦に説法的な書き方になってしまったら、ごめんなさい) この曲に関して言えば、 マーク・ハーマン監督の『リトル・ヴォイス』(1998)の中で、 主演のジェーン・ホロックスが、細い声で歌っていたのも 非常に印象的です。
この映画を見た後、犬にトトという名前をつけている人を見ると (実際にそういう人は大抵、創作の中の人物だったりしますが) 『オズの魔法使』が好きなのかな?などと思うようになると思います。
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