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2002年02月05日(火) フォーエバー・フレンズ

さて、本日は、1946年2月5日生まれの女優、
バーバラ・ハーシー主演のこちらをどうぞ。
女性の友情を描いた秀作です。

フォーエバー・フレンズ Beaches
1988年アメリカ ゲイリー・マーシャル監督


現在公開中の『プリティ・プリンセス』も手がけた
G.マーシャル監督作です。
(私は全くどの役か覚えていませんが、この映画にも、
マーシャル作品の常連ヘクター・エリゾンドーが出ていたそうです)

まだ少女時代、ビーチでたまたま知り合った
生まれた境遇も性格も正反対のヒラリーとC.C.が、
それぞれ弁護士(バーバラ・ハーシーasヒラリー)と
芸能人(ベット・ミドラーasC.C.)になった後も、
時には衝突もしながら、
2つとない友情をはぐくんでいくというのが大筋ですが、
感動の押しつけになりそうな展開を救っているのは、
大ヒットした主題歌を自ら歌ったミドラー※と、
知的で落ち着いた美しさをしっかと披露したハーシーの、
それぞれに説得力ある名演でした。

※ベット・ミドラー“Wind Beneath My Wings”
邦題は「愛は翼にのって」←う〜ん…
1989年のグラミー賞にも輝きました


それから、やっぱりアメリカのショービズはすごいなあと思うのが、
子役の起用の妙です。
子役に限らず、家族なら家族らしい顔ぶれでセッティングするし、
「○○の幼少時代」というと、本当にびっくりするくらいそっくりな、
その上演技もきちんとできる子供を“調達”してくるものですが、
この映画のC.C.の少女時代を演じたメイム・ビアリクは、
元の顔だちも多少は似ているということもありましょうが、
本当に、まんまミドラーを縮小したような見事さでした。
日本でも放送されていたシチュエーションコメディー『ブロッサム』で、
主人公のブロッサム・ルッソを演じた子ですが、
その後、噂を聞かないのが残念です。

「女の友情モノには必ずしょーもない言い争いのシーンがある!」
ということに、ちょっと不満を覚えるアナタや私も、
まあ、それもちょっとしたスパイスくらいの気持ちで見守り、
(失敗は成功かは別として)
素直な気持ちで評価したい名編だと思います。
少し古いですし、ごらんになったことのある方も多いでしょうが、
もし興味を持ちながら敬遠しているという方がいらしたら、
ぜひとも手にとってみてくださいませ。


ユリノキマリ |MAILHomePage