| キマグレ日記 |
| 2003年06月24日(火) Over&Over の前奏のメロディというか音質好きです。 (またしてもSOSのシングルズの曲の話) SOSもゴスも昔の曲を聴いて思うんだけど、時代を先取り過ぎちゃったんだと思う。 当時の流行に乗れなかったから遅咲きだったりするわけで。 今聞いても全然いい曲ばっかですもん。 でも今日は車でのBGMは、CORE OF SOULでした。 最近PC接続時間がめっきり減ってます。 といっても深夜数時間繋いでるわけなんですが、前みたく帰宅したらPCつけてずーっとってのがなくなりました。 なんかネットに入る気が起きず。でもたまにつないでラブーな方とメッセでお話できるのは嬉しいので、つけるようにしてるんですが。 別に欝とかそんなんじゃなくて、なんとなくネットから一歩引き?そんな感じ。 何してるかっていうと、ひたすら本読んでます。 大学の図書館で作家にこだわらず、タイトル見て気になった本を借りては読み借りては読み。 昨日、今日二日連続で、学校の行き帰りにの電車でゆっくりと読んでいこう用に借りた本を家に帰ってそのまま読み続けて、読み終えてしまいました。 昨日読んだのは、「人魚姫のくつ」野中柊著 感想はうまくいえないけど、なんかくるものがありました。 比較的薄かったので、これはすぐよめたんですよね。 で、語りたいのは今日読んだ本。 「二人の始発駅」長部日出雄著 きみの助けが必要だ―写真学校の恩師から届いた突然の手紙。主人公の飛鳥理恵は恋人のいる故郷をあとに上京を決意する。報道写真家への情熱を胸に、待ち受けていたのは過酷な助手の仕事だった。やがて、訪れたチャンスをものにする理恵。しかし、マスコミの寵児と化した彼女を賛辞、羨望、中傷、嫉妬が翻弄するのであった…。 (帯説明より) 帰り際に図書館よって、「人魚姫のくつ」を返して、人魚姫のくつが女性が主人公だったし、なんとなくそれ系の読みたいなーとふと手にとったのがこれでした。 うちの図書館は、カバーはとってあるので、帯がついてたやつはそれが中に貼ってあるのです。それを読み、これだと借りてきました。 余談ですが、帯ないやつは、すごい賭けなんですよ。自分の趣味にあうかあわないか。こないだ読んだ村上龍先生の「5分後の世界」が、ぱっと最初の数行見ただけで借りてきて、中身のスプラッタさにびびりましたし(笑) この「二人の始発駅」は私の中であたりでした。 面白い。主人公が22歳の女性で、感情移入できるし、なんかすごくはまってしまって帰ってからずーっと読みふけってしまいました。 また、その本を通して働いてる同級生たちを思い出し、自分と比べて、私はまだ気分が子供だと思いました。 大学入学が20前、そのまま大人と呼ばれる歳をこして、でも大学生のまま変わらずで・・・気分が変わってない。 来年は4年生で、今ももう就職活動に向けての準備が、まだそこまでじゃないけれど、ゆっくりと始められていて、正直不安で仕方ありません。 昔は自分の行く道を将来プランをはっきりと持っていたんです。 でも、ことごとく挫折して、自信が少しずつ失われていって。 誰もがぶち当たる壁ですよね。これって。 その本の中で東京行きを迷ってる主人公が母親に言われた台詞で 「迷ってるってことはあんた馬鹿じゃないのね。なにも迷わないのは、考えてないってことなんだよ」 みたいなのがあったんです。 なんか凄くほっとした。今、ほんとに色々迷ってる。色々考えてる。 考えすぎもよくないけど、いいんだよねって。 これを読んでいて、ふと私は母に将来のこととか話してないなと気づいた。 たぶん、私がこうしたいって言ったら、色々いいつつも好きなようにやれって言ってくれるだろうけど・・・だって、浪人したいって言った時も最近、公務員講座を受けたいって言ったときも、あんたが頑張る気があるならって背中押してくれた。父もそうだ。 先日の日記で親から愛情が感じられないみたいなこと書いていたけど、気づいた。 十分愛されてるじゃん、私。 ばかだなぁ。今頃気づくなんて(苦笑) いつか親孝行できたらいいなぁ。 |