おかんのお見舞いへ行ってきた。
術後の経過も良好だし、傷の痛みもないみたいだし
特に心配することもなく安心。
心配なのはエリカのほう。
おかんと2日以上離れたことのないエリカは
おかんが入院して以来、しょぼんとして目に見えて元気がない。
ただでさえ14歳の高齢でここのところ衰えが激しいのに
自分はおかんに捨てられてしまったと勘違いして、
ショックで退院するまでに死んじゃうんじゃないかと不安になるくらい。
そこでエリカもお見舞いに連れてって、駐車場でおかんと対面させることにした。
車の中に入れたまま対面させると、うれしくておしっこちびっちゃう恐れがあるので
外に出して、おかんが「エリちゃん〜」と遠くから歩って来る。
おかんは久しぶりにエリカに会えたうれしさで涙を潤ませながら近づいてきた。
「エリちゃん、いい子にしてた?」と抱っこしながら話しかけるので
ちえちえも「エリちゃんお母さんだよ〜よかったね〜」と話しかける。
が、エリカの反応が薄い。
おかんの顔を見た瞬間興奮してフガフガすると思ってたのにシラ〜っとしたまんま
ジャーキーをもらっても食べようとしない。
ヤバい、感動の対面になるはずだったのに。
わざわざ連れてきたのに、このままでは元気だったおかんを落ち込ませる羽目になるではないか。
どうしよう、もうさっさと帰ったほうがいいのかしらん?
と、その時。
エリカが急にハッとして喜びだした。
フガフガし始めたし、地面に下ろすと尻尾を振ってクルクル回り始めた。
おまけにおしっこもちびってしまった。
ひょっとして、おかんのこと忘れてた?
最近衰え激しいエリカ、丸5日おかんと会わなかったことですっかり忘れてしまい
顔を見て思い出すまでに10分近くかかってしまった模様。
毎日あんなに一緒にベタベタしてたくせに…