気ままな日記
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先週は、4月付の人事異動に伴い、新旧入れ替わり、引き継ぎのあれこれで、事務所全体がわさわさと落ち着かない一週間だった。 こういうとき、ひっぱりだこになるのがパソコンの名手である向かいの席の男性。平均年齢の高いこの事務所では、40歳代でも若手。しかもパソコンに詳しく、愛想もいいとなれば、さらに需要が高まり、メールの初期設定やその他もろもろの手続きについて、あちらこちらからお呼びの声がかかっているようだ。 さて、この春から、同じ課の20歳の職員が、大学の定時制に通うことになり、4時までの勤務が認められることになった。わたしも初めて知ったのだが、「就学のための休暇」というのがあるのだそうだ。当然の成り行きとして、彼の分の仕事を、ほかのメンバーで分け合うことに……。昨年新規採用されたばかりの彼。新人なのに、ずいぶん太っ腹じゃん、と度量の狭い私は少し嫌味な気分。 それでもまあ、「若者の学業をみんなでフォローしてやってください」という副所長の声に、納得するしかない。 で、ふたをあけて見れば、仕事が増えたのは40代の「若手」のみ。「年寄りにそんなに仕事させるもんじゃない」だの「あいつはもうすぐ定年だから」だのという理屈をくっつけて、ほんのひと回りしか違わない上の世代の人々の仕事量はそのまま。 は、そんなの有り? 年齢が高いのなら、それなりに、もらうものも多くもらっているはず。 怒りの矛先は、その青年に対してというよりは、仕事やりたくないモードの上にあぐらをかいて、へらへら笑っている上司に向かったのでした。
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