折角ご主人様とのお電話だったのに。。

寂しすぎて

独占欲が強すぎて

なのに、嫌な女だと思われたくなくて。。

うざい、重い女だと思われたくなくて。。

全ての言葉が鉛のように重く胸につかえる。。

つかえた言葉は頭の中に移動してグルグル回るだけ。。

言葉が何もでてこない

こうして、文字にすることは出来ても

ご主人様に伝えることが出来ない。。

人に自分の気持ちを伝える言葉を持たない赤子は

泣くことで自分を伝えようとする。。

今の巫女斗はご主人様の前で泣くことも出来ない。。

上手く自分を伝えられなくて

でも、思考は目まぐるしくそして、どす黒く渦巻いてる。。

ご主人様が苛ついてるのが判る。。

何より沈黙が嫌いな方

『話さないなら電話切るぞ。。』

ご主人様。。

話さないじゃないんです。。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　話せないんです。。