2019年06月16日(日) |
抜け道を許さない律法を |
『少子化』
一部の「上級国民」を除けば 大多数の国民が低所得になったこと
これが一番大きな理由だろう 実際、自分たちの暮らしで毎日手一杯だ
「子供を育てるのに幾らかかる」
今どきはこういった試算がされたりするが
昔はお金がかかろうとかかるまいと 所帯を持てば子供を産み育ててきた
亡き母がよく言ったものだ
「(子供が)出来たら出来たで『なんなとなる』よ♪」
子供が生活の負担になる、という考えがあれば こんな先行き不透明な言葉を口に出さないだろう
僕ら(3人兄妹)を育てるために 間違いなく大変な苦労をしたと思う
ただ母はよく、こうも言ったものだ
「アンタらがいたから頑張れたんやで♪」
今でも、本当に感謝している
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最近、与野党問わず少子化対策として 出産・子育てに対して金銭で支援する議論がある
来る参院選に向けてある野党は 3人目以降を出産した家庭に 1000万円を給付するという政策を掲げた
明確な財源に言及しない以上、出来もしない放言だ
懲りずに絵に描いた餅をぶら下げて 未だ票田に違いない情報弱者を騙す魂胆なのだろう
とはいえ、本当にこうでもしないと少子化は更に加速する
ただ、金銭給付の政策を打ち出すならば 細心の注意を払って法の抜け道を徹底的に塞ぐ必要がある
昨今の日本のメンタリティは もう以前の倫理・道徳が通用しない
まさかの推測が現実化すると確信して 穴のない法律を作らなければたちまち悪用される
あってはならないことだがお金欲しさに 生まれる命が軽んじられる事態もあり得る
生活保護に代表される国の金銭支援そのものは 法に則り運営されているのならば正当なものだ
明日は我が身だ、制度そのものを否定する気は微塵もない
問題は不正受給など 「制度を悪用する者たち」 だ
真っ当な納税者が、ずる賢い悪人の財布にされている
金銭給付による少子化対策をやるならば 与野党の垣根を越えて綿密な議論・律法をお願いしたい
正直者が馬鹿を見る世の中には、もう本当にうんざりだ
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