| 2003年11月09日(日) |
「西の魔女が死んだ」 |
きのう、梨木香歩さんの講演会で、 『マジョモリ』と『西の魔女が死んだ』の2冊にサインをしていただきました。 『西の…』を読みはじめて、 あ…このお話が今までの中で一番お気に入りになるかも知れない…そう思いました。
自分の中にすうっと入って来る…
文章のところどころに点在する草花の描写が まるで自分の目を通してみえるもののように感じられるからでしょうか。 (小さな青いわすれなぐさのような花… そう、春になって、ふと道ばたで見つけたら、必ず立ち止まって見る小さな花… 私ももしそこにあったら、まいと同じことをしたかもしれません。) それとも…、 私自身がまいと同じように中学生の時、 半年間、クラスの女子生徒全員から無視され、浮いてしまっていたということに 妙にシンクロしてしまったのかもしれません。
読んだ後、 やわらかな風とあの小さな青い花のぱっぱの匂いが ふと、香った気がしました…♪
ところで、私もいつか娘を「西の魔女」(福岡の義母のこと…)のところに 修業にだそうとたくらんでいるんですけれどね…笑。
______________________________________
『西の魔女が死んだ』 梨木香歩/作 新潮文庫
|