| 2003年02月16日(日) |
小泉るみこ 四季の絵本 |
小泉るみ子さんの「四季のえほん」シリーズを借りて来ています。 春・夏・秋・冬、それぞれの季節で作者が過ごした北海道の野菜農家の家族の様子が、季節ごとに1冊づつ描かれています。 いま、手もとに借りているのは『ふぶきのあとに』と『カッコウが鳴く日』の2冊。
『ふぶきのあとに』は、雪深い北海道の冬の様子と、少女とその家族の暮らしぶりが、描かれています。ふだん雪があまり積もることもない所に住んでいる私と娘にとって、雪の中での生活の様子は初めて目にすることばかり…。お正月前のお飾りには、とても懐かしい気持ちになりました。
『カッコウが鳴く日』では、雪はまだたっぷりあるけれど、春の気配を風や雪のにおいから感じ、やがて木のまわりがまあるく解け出す雪解けの様子…、そして春がやってくる様子が描かれています。 絵から、風のにおいや土のにおいを感じます。目を閉じると、若葉が風にそよいでる様子とか、カッコウの鳴き声も聞こえてくる気がします♪ そして、行李をかついだ薬屋さんという懐かしいものにまた出会いました。私が子どもの頃にも、確か、富山の薬屋さんが来ていたような覚えがあります…。(今でもまわってらっしゃるのかしら…) 娘は「ていてつ」をつけかえるお馬さんが印象的だったようです。「お馬さん、おくつを履き替えるの?」と娘。 お馬さんが通ると「かっぽ かっぽ」となるのは、「お馬さんのおくつの音なの」よね、ふふっ。
このシリーズ、あと『わたしの好きな場所』『秋は林をぬけて』があるので、またその季節になったら、借りてこようと思っています。楽しみ♪
小泉るみ子/作・絵 ポプラ社
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