木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年01月19日(土) 「いじわるブッチー」

バーバラ・ボットナー・ぶん ペギー・ラスマン・え 

ひがしはるみ・訳 徳間書店

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読み惜しみをしていたこの本をついに借りてきました。

私は、あまり「この本は何才から」という枠にこだわらずに絵本を読みます。

でもたまに、娘がはじめてその本に出会うのに適齢期がありそうだなぁ・・・

と思う本は、読み惜しみをします。


さて・・・ブッチーのママとあたしのママはとても仲良し。

ブッチーのママはしょっちゅう、うちに遊びに来て、

そして必ずブッチーも一緒なんです。

ブッチーたら、とてもいじわるで、私はいっしょにあそびたくない・・・

だけど、ママはいろんなひととおともだちにならなきゃ

ダメって言うんです。

ある日、ブッチーのパパとママがシカゴへ行くと言うので、

ママはブッチーを預かるって・・・さあ、どうする!?



ほっほっほっほっ〜♪」読み終わった後が痛快よねぇ、この本!・・・

私は自分が小さい頃、一番ちっこかったせいか、どちらかと言うと、

この「あたし」のようにいじめられていたほうです。

で、なんだったか忘れたけれど、そのうちの一人がいじわるをして、

たぶん私はなにか抵抗をしたのだと思うけど、

その相手の母親がうちに乗り込んできたことがあります。

あやまれって・・・

え〜ん、あやまって欲しいのはこっちのほうよ〜と思いながら、

母が相手に謝っていて、とても納得いかなかった・・・うぅ。

いまだに覚えてるってことは、よっぽどくやしかったのねぇ、私・・・笑。



それはさておき、この本のように痛快にいじめっこを撃退するには、

やっぱり自分もそれなりに知恵を練らないとねぇ!

(私には、その知恵が足りなかったのね、きっと。)


それにしても、日本の作家で、こんなふうにスカっといじめっこを

追い払っちゃう絵本ってあったかしらん?

・・・う〜ん、思い当たらない。

この本を読んで、私がすぐに思い浮かべたのは、

カニグズバーグの「魔女ジェニファとわたし」にでてくる、

「わたし」とお母さんがおともだちになって欲しいと

思っている女の子との関係でした。

・・・こういうセンスって、アメリカ的なんでしょうかね。

娘にも大受けのこの本・・・

あなたもいじめられたら、知恵をしぼって自分を守るのよ

・・・と思う母であります。

そしていつだって、私はあなたの味方よ〜と

で〜んと受け止められる母でもありたい、と自分自身にも言い聞かせて。

・・・しかし、娘のほうが、いじめてたりして・・・(^^;


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スズ [木陰でひと休み]

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