【三志塾】 塾長yoneの授業日記

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2010年09月19日(日) だんじり、だんじり〜♪

だんじり〜♪というタイトルですが、
すみません、岸和田のだんじり祭りの話題ではございませんm(__)m

来月10日・11日の大和高田天神社の秋祭りに備えて、
朝から本町壱地車(だんじり)の点検がありました。

1年ぶりに地車に触れることができ、
外見は冷静さを保ってましたが、心と頭の中はもう大興奮!!
待ちに待った秋祭りが近づいてきたうれしさでいっぱいです(^^♪

私も参加させてもらっている大和高田の「本町壱地車」は、
全国的に有名な岸和田の地車とは型式が違い、
明治15年〜25年の間に住吉大佐こと川崎仙之助(11代目)によって製作された、
地車研究家・愛好家のみなさんの間で「住吉型」や「大佐型」と呼ばれているものです。



地車の屋根下の側面には、彫刻が施された大きな板がはめ込まれています。
地車の装飾の中で最大の見所という意味もあってか、
その大きな板を「見送り」と呼んでいます。

「見送り」は通常3枚の場合がほとんどですが、
本町壱地車にはそれが5枚あって(「五枚板」と呼ばれる)、
珍しい地車の1つとされています。

その5枚の「見送り」、すべてが素晴らしい彫物なのですが、
中でも、地車の後ろ正面にある「加藤清正の勇姿」、
小屋根下・右側面の「木村又蔵の勇姿」、
小屋根下・左側面の「後藤又兵衛の勇姿」の3つが、私の大好きな「見送り」です。

「加藤清正の勇姿」↓


「木村又蔵の勇姿」↓


「後藤又兵衛の勇姿」↓


この3枚の「見送り」は、
『太閤記』の豊臣秀吉の朝鮮出兵を題材としています。

「見送り」以外では、屋根の頭頂部にあって、
まるで獅子が目をひんむいてにらみをきかせているような、
「獅噛み(しがみ)」と呼ばれる彫物が好きです。

「獅噛み」(小屋根)↓


この他にも地車全体の至るところに彫刻が施されており、
「全身が彫物」と言っても過言でないほどで、まさに芸術作品です。

おすすめ度 ★★★★★(五つ星)の大和高田本町壱地車を、
みなさん、ぜひ1度、見にお越しください。

祭礼日:
 1日目 平成22年10月10日(日)
      昼の運行=13時出発 / 夜の運行=18時出発

 2日目 平成22年10月11日(祝・月)
      夜の運行=17時出発

 ※ いずれも、大和高田市南本町7−17 「長谷本寺」の境内より出発します。

 ※ 出発時間よりも早め(1〜2時間程前)にお越しいただきますと、地車を間近でご覧いただけます。


本町壱地車の詳細は、
「大和高田のだんじり」 http://danjiri.j-students.net/ をご覧ください。

たくさんの写真、そして動画で本町壱地車を紹介しています。


過去の今日・・・
2004年09月19日(日) 連休2日目



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