【三志塾】 塾長yoneの授業日記
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未明に楽天フリマを覗いていると、 ずっと探し求めていた、
飛行船の1stアルバム 「風の時刻表」 を発見!
すぐに購入手続きをとる。
“飛行船”は、 1975年、安部光俊(現・あんべ光俊)が早稲田大学在学中に結成した、 安部光俊(G)、萩原誠(B)、小野寺進(Kb)、小島光浩(Dr)からなるグループ。 遠野ブームを巻き起こした「遠野物語」が代表曲。 アルバム「風の時刻表」は、1977年(今から28年前で私が9歳の時)に 東芝EMIから発売された、“飛行船”の最初で最後のアルバム。
で、どうして私が28年前に発売されたアルバムを探していたか。 発売当時9歳(小4)の私は、飛行船なるグループの存在も、 遠野ブームを起こした「遠野物語」なる曲も知らなかった。
小6になって、塾に通うようになり(いま私が教えている塾だが)、 そこの先生がくれたカセットテープに このアルバムがダビングされていた(それはかなり後年になって分かった)。
当時は、それが飛行船というグループの曲だとは知らなかったし、 1曲、1曲の題名も分からないままそのダビングテープを聴いていた。
しかも、その先生がテープをくれる時に、 「ここに入ってる曲は、私が学生時代に組んでいたバンドの曲で、 自分たちで作ったアルバムで、歌ってるのは私なんだよ。」 と言っていたことと、 実際、歌っている声がその先生とよく似ていたことから、 その当時、純粋のかたまりのような少年だった私は、 その言葉に何の疑いを感じることもなく、 「あぁ〜、こんなイイ曲や歌を作る先生はすごい人だ〜!」と 尊敬のまなざしで見、そしてその先生に憧れを感じていた。 (塾講師としての私の原型は、その先生にあると言っても過言ではない)
小学校を卒業し、私立中学に通うことになった私は塾をやめ、 その先生と会うこともなくなった。 そしていつしか、 そのカセットテープの存在も徐々に私の頭の中から消えていった・・・。
・・・時は過ぎ、24年後の2002年3月、 部屋の整理をしていると、ベッドの下の一番奥の隅にあった 小さな箱の中からそのカセットテープが出てきた。 (2002年3月21日の日記を参照)
ケースには、小6の時に憧れていた先生の名前が書かれている。 懐かしさが一気に蘇り、それから数日間は、 家でも車の中でもそのカセットテープを聴いていた。
偶然は重なるものか、カセットテープと再会してからほどなく、 朝、テレビで2時間ドラマの再放送を何気なく見ていると、 そのBGMにどこかで耳にした曲が流れている。 よく聴くとあのカセットテープに収録されている曲ではないか! 24年後の私はもう純粋ではなかった(笑) 何かおかしいぞ・・・ 自主制作のアルバムの曲がメジャーなドラマで使用されるかなぁ・・・ そんな疑念が、テープに収められた曲の真実の追究へと駆り立てた。
友人・知人に聞くが残念ながら判明しなかった。
しかし、今はインターネットの時代。 検索窓に歌詞の一部、 「時刻表の地図を指でなぞってゆくと」を打ち込むと・・・ それは「遠野物語」の曲の一節であるということが分かった。 あとはもうイモづる式に「あんべ光俊」「飛行船」まで判明。 「あの先生の歌ではなかったかぁ・・・」 大きなショックはなかったが、ちょっぴり寂しい気がした。
話は長くなったが、そんな思い出のテープも擦り減ってきたのか、 もともとダビングで音質が悪いのに輪をかけて 最近さらにノイズがひどくなってきた。 ダビングし直そうと思い、CDショップで1枚だけ残っていた あんべ光俊さんのベスト(東芝EMI版・絶版らしい)を買うが、 飛行船の1stアルバム全曲はもちろん入っていない。 やはりアルバムを手に入れるしかないと、 ヤフオクならあるだろうと期待して探すが見つからない。 で、あきらめかけていた昨日、 検索をかけると何と楽天フリマに出品されているのを発見したのだ!
・・・ということで、ほんま長い話ですみません。
早く届かないかなぁ〜♪
過去の今日・・・
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