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2014年02月15日(土) |
「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」 |
やだどうしようすごい楽しかった…! すごい楽しかった!!! 2009年のTVスペシャルで初共演を果たしたルパンとコナンですが、あの作品がほんとに素晴らしかったので今回も期待してました。TVから映画になったことで迫力もアップ、前作に引き続き両作品のキャラをきちんと生かした見事なコラボで大満足です。すごい楽しかった!(わかったよ) なにしろ冒頭からルパンがキッドに化けて逃走するという夢のような展開。だって「キッドがルパンに」じゃないよ。「ルパンがキッドに」だよ。これがオフィシャルって冷静に考えるとまじですごいと思うの…。ちなみに本物のキッド(というか快斗)もチラッと登場してました。1秒くらいだけど! そしてキッドと聞くと当然のように現場に現れ瞳ギラギラさせながら追ってくる名探偵が平常運転すぎてもう何も言うことなし。あと個人的には、逃走中のキッド(に化けたルパン)が実弾で発砲したことにショックを受ける中森警部がすんごいツボでした。心底傷ついた顔で放心状態、気の毒なくらい落ち込んでるんだもん…(笑)。いやあれルパンだから!あなたのキッドは銃撃ったりしないから!大丈夫だよ!
今作では既にルパンとコナンが顔見知り、ルパン側はコナンや哀ちゃんの事情(薬で小さくなってること)も知ってる前提なのでストーリーがさくさく進む。ただいろんなキャラに見せ場を作るため強引に話をややこしくしてるかなーという印象は受けました。小さな子どもに理解できるか若干心配。真相が結構複雑だしその解明部分も慌ただしいし、あとなにげに前作からの続きになってるのよね。TVスペシャルの復習必須。だから公開前に再放送してたのかー。 でもまあお祭り作品なので、あまり細かいこと考えなくてもちゃんと楽しめる仕様になってます。TVスペシャルはルパンの世界にコナンが混ざった感じでしたが、今回はコナンの世界にルパンがやってきた感じ。コナン側のレギュラー陣がより活躍してました。特に佐藤刑事はヒロインだったと思う…!それから両キャラのクロスオーバーっぷり、前作でもいいコンビだった次元+コナンがやっぱりいい味出してます。バーのシーンでのテンポの良さとか(余談だけどあそこナチュラルにレモンパイが出てきてニヤニヤしちゃったよ!)。加えて今回は不二子ちゃん+哀ちゃんがすごく良い!いい女とクールビューティの取り合わせですよ。しかも大サービスの入浴シーンだし。公式サイトのインタビュー読んで知ったけどあの入浴シーンは青山剛昌自らコンテ切ったらしいです。どんだけ浮かれてるの(笑)。原作者大はしゃぎで私も嬉しい。 そしてルパン+コナンのコンビも言わずもがな。切れ者同士の意思疎通ぶりを見せつける一方で、探偵と怪盗という立場の違い、というか二人のスタンスの違いがちゃんと感じ取れる。終盤機内のシーンで悪人だろうが危機に瀕した命があればギリギリまで助けようとするコナンに対し、運命だ諦めな…と流れに逆らわないルパンが印象的だった。タイトルは「VS」だけどルパンとコナンがまともに戦って勝敗を決めるはずもなくラストは案の定共闘展開、でもそのお約束感にこそワクワクしてしまう、そんな作品でした。そしてコナンくんは序盤のスケボー(あのスケボーいつ水上を走る機能がついたの!)を皮切りにスカイツリーから飛んだり銃構えたりジェット機操縦してみたり、これまでの劇場版アクション集大成のように派手に立ち回っておりました。久々に「ハワイで親父に教わった」が聞けるんじゃないかと期待してしまった。
それと謎の工作員アラン・スミシーがたいへんいい声で、このキャラは登場するたびきっちり着込んだダブルのスーツもしくはバスローブ姿でブランデーグラス傾けてるというベッタベタな役どころなんですけど、ほんとそういう感じの声なんですよ。ちょっと含みのあるいやらしい感じ。これキャスト誰?誰が声あててるの?と脳内声優データを必死に検索したけどわからなくて、それでエンドロール見たらスペシャルゲストの内野聖陽さんでびっくり。声優さんじゃなく俳優さんだったのか。しかも声優初挑戦て。いや声優さんでも全然いけると思います!また声聞きたいです。
そしてエンドロール後にもしっかり続きがあるので最後まで席を立ってはいけません。最後の最後でまたキッド、もーほんと美味しいとこもってくわ!本人出て来ないけどね!!!ていうか最後のルパンVSキッドの嘘予告にびびった。そんなの実現したら興奮で死んでしまうよ…!
****** ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE
2013年 日本 監督:亀垣一 声の出演:栗田貫一、高山みなみ、小林清志 (劇場鑑賞)
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