INDEX|←back|next→
2005年10月17日(月) |
番外編:ブックバトン |
ということでいつもお世話になっておりますみぃさんからブックバトンをいただきましたありがとうー。って、受け取ったのはもうずいぶん前の話なんですけど。わたくし現在ネット環境絶賛不調中のため回答が遅れてしまってすみませんです。なんとかクリスマスイルミネーション前には間に合ったかな(笑)。
---------------------------------------------
■持っている本の冊数
うーん、数えたことがないので正確な数はちょっと不明。 とりあえず一番多いのはマンガです。数百冊ってところかなあ。次が文庫。でもマンガに比べたらグッと少なくて、多分200冊前後くらい?(適当) 思春期の頃お小遣いをつぎ込んで熱心に読んでたコバルト文庫やアガサ・クリスティ(ハヤカワ文庫)なんかは全部処分しちゃったんだよなあ。クリスティはほとんど揃ってたのに…今考えると勿体ない。 次に多いのが新書、100冊強くらい?(また適当) で、一番少ないのがハードカバー。これはもう、ほんと数える程度。それなら数えろよ!って感じですが。 上記のもの全て、自室にあったり段ボールに詰めて死んだ祖父母の部屋に放り込んであったりするので収拾がつかないという…。だらしのない現状です。
■今読みかけの本 or 読もうと思っている本(既読、未読問わず)
<読みかけ> ・梨木香歩「沼地のある森を抜けて」:梨木香歩は、文庫になるのを待ちきれず、新刊が出るとつい買ってしまいたくなる作家さんです。 ・イアン・マキューアン「愛の続き」:こちらは文庫になったので買ってみた。 ・イーサン・ホーク「今、この瞬間も愛してる」:イーサン・ホークですよ!小説も書くんですよ!
<読む予定> ・発売延期になってしまった(ゆっくり待ってますから)京極夏彦「邪魅の雫」。 ・田村隆一訳の「チョコレート工場の秘密」。映画を観たから読みたいな〜と思ったら、なんか今書店で並んでるのは新訳ばかりなんですね。個人的にロアルド・ダールといえば田村隆一!というイメージがあるので、田村訳を探して読みたいです。図書館とか行けばあるかな。 ・夏目房之助「マンガは今どうなっておるのか?」。本屋で“浦沢直樹試論”の部分だけ立ち読みしたら実に共感できたので。私も「PLUTO」は、とりあえず現時点で文句のつけようのないレベルの高い作品だと思います。手塚治虫を持ち出してきてパロディでもオマージュでもない、浦沢独自の方向に向かっている手腕はすごいよね。 ・松浦寿輝の長編(「巴」とか「半島」とか)。今なんとなく松浦寿輝ブーーーム。短編が気に入ったので次は長編読んでみたいなあ、と。 ・ポール・オースター編「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」 ・松浦理英子の新作が読みたい(それは予定ではなく願望)
■最後に買った本
え、「銀魂」9巻。いや、銀魂面白いよ!(笑) もう少し前に遡ると岡野玲子「陰陽師」13巻、萩尾望都「バルバラ異界」4巻。マンガばっかりだ…。活字では茂木健一郎「「脳」整理法」、あとは上の<読みかけ>で挙げた「愛の続き」とか。
■特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
・J.D.サリンジャー「フラニーとゾーイー」。野崎孝訳で。サリンジャーといえば「ライ麦畑でつかまえて」が有名ですが、私はこっちの、グラース家の兄弟姉妹を扱った作品群(“グラース・サーガ”などと呼ばれてます)が特に好きです。サリンジャーに関しては、みんなに勧めたい、いろんな世代の人に読んで欲しいという気持ちはなく、たまたま波長の合った人だけが共鳴してくれればいい。私自身も、若く多感な時期に偶然出会って偶然その時の自分にぴったりだったからこそ大切な本になり得たんだろうなと思います。
あー…あとはなんだろう、 サリンジャーは特別なので真っ先に思いついたけどその他の選択は難しいなあ…(笑)。以下は映画バトンの時同様、今パッと浮かんだものということで。
・梶井基次郎「梶井基次郎全集」。近現代文学者から一人挙げるなら私はこの人。残した作品が文庫一冊にも満たない寡作な人ですが、瑞々しい表現は今も決して廃れることなく。 ・久世光彦「蕭々館日録」。久世光彦も今のところ新刊が出ると買いたくなる作家です。特に文士をモチーフにした作品。他に「一九三四年冬−乱歩」(題材は江戸川乱歩)とか、「謎の母」(題材は太宰治)とか、ちょっと趣向が違うけど「女神」なんかも入れてもいいかも。ちなみに「蕭々館〜」は芥川竜之介(&小島政二郎)を扱ってます。これが一番好き。 ・村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話」。普通に面白かったです。 ・せっかく映画のページだから映画原作の小説も入れておこう。マイケル・オンダーチェ「イギリス人の患者」(映画は「イングリッシュ・ペイシェント」)。ほとんど詩のような文体、ギリギリ小説の体裁になっているという感じ。初めて読んだ時とても気に入ってしまい、持ち歩いて何度も読み返しました。 他に映画原作では、アン・ライス「夜明けのヴァンパイア」(映画は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」)も好き。これはヴァンパイア・クロニクルズとしてシリーズ化されてますが、第一作目とそれ以下はちょっと別物だと思います。やはりこの一作目が秀逸(そういえばこれも田村隆一の訳でした)。それからちょっと昔ですがグレン・サヴァン「僕の美しい人だから」も良かったな。これは映画より原作の方が良かったです(J.スペイダーは好きだけど!)。男の人はあまり共感できないかもしれませんが…。
■バトンをまわす人
映画バトンを受け取ってもらった横澤さんには「もういらない」とフラレてしまったので(笑)、きょうこさん、もしここご覧になっていてお時間がありましたらまたお願いしてもいいでしょうか。それから、あずきさんの回答もぜひうかがってみたい!本のこと、いつも色々教えていただいてます(ありがとうございます!)。もちろんお忙しかったり気が向かなければ遠慮なくスルーの方向で。お気軽によろしくお願いします!
---------------------------------------------
それにしても長…。 ここまで読んで下さった方ありがとうございました…。
|