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2005年03月05日(土) 「ボーン・スプレマシー」

実を言うと、マット・デイモンがアクション映画で主役張ってるという現実が観終えた今でもピンときません。だってマット・デイモンだよ…! 常にアフレックさんとセット売りだったマット…! 蛍光グリーンの海パンでキモさ炸裂させていたあのマットが…! よりによってCIAの凄腕諜報員だなんて、オイオイ映画じゃないんだからさ!とツッコミのひとつも入れたくなるってもんですよ(※注:映画です)。いえ誤解のないように断っておきますがこれは単に私個人のイメージというか思い込みであって別にマット・デイモンに文句を言いたいわけではなく、実際本作はわたくしの失礼極まりないマット像には関係なく映画としてたいへん面白かったです。マット良かったよー!

記憶を失った元CIAエージェントであるジェイソン・ボーンが、とある陰謀に巻き込まれるサスペンス・アクション。完全に前作の続きとして幕を開けるので前作を観てないと話がわかりにくいというのが難点ですが、その他は非常にバランスの良い仕上がりだと思います。アクションシーンは観ていて食傷するほど派手にせず、それでいて適度にハラハラさせる程良い加減。前回もそうだったけどこの映画ってカーチェイスが見どころだよネ!個人的に車運転してるマット君はなんだかとってもカッコイイと思うのです(笑)。それから場面転換が多く、インド、イタリア、ロシア…とめまぐるしく舞台が移動するので観ていて飽きない。中だるみすることなくラストまで一気に持って行かれてしまいます。あとはやっぱり、ストーリーがそれなりにしっかりしてる。今回は事件の真実に迫るという本筋とともに、ジェイソン・ボーン自身の隠された過去も明かされるという二重の流れがあるわけで、そういう意味でも緊張感の途切れない作りになっていると思われます。

キャスティング的にもマットってこの役ぴったりだよね。凄腕のヒーローのくせに暗いというか、常に悩みがちでストイックなところ。同じように世界を股にかけるスパイでも007みたいな軟派な役ではイメージが違うし、まさに適役。
そうだ、キャストといえば、パメラ・ランディ役の女優さんも格好良かったです。ほら、CIA側で捜査を仕切ってた女性捜査官、左利きの。ちょっと一見ダイアン・レインに似てませんかー。(だから何)

とにかく、そんな感じでマット・デイモンがすっかり大物スターであることを再認識した一本でありましたよ…でも半裸になるシーンではやっぱりアタマの片隅で蛍光グリーンの海パンを期待してしまう私を許して…(プププ)。
続編の予定もあるのかな?楽しみです!



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ボーン・スプレマシー 【THE BOURNE SUPREMACY】

2004年 アメリカ / 日本公開:2005年
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジョーン・アレン、
フランカ・ポテンテ、カール・アーバン、ブライアン・コックス
(劇場鑑賞)


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