■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
■最近ようやくツイッター始めましたー。→Twitter




INDEX←backnext→


2004年04月27日(火) 「しあわせの法則」

東京での公開は明日(4/30)まで、ギリギリセーフで間に合ったー。六本木のヴァージンシネマで上映は9:25〜(朝の9:25だよ!朝の!!)一回きりという殺人的な公開スケジュールですが、クリスチャン・ベール王子見たさに頑張って行って参りました。朝は苦手だ苦手だと言いながらいい男のためなら休日の早起きも厭わない自分に乾杯。しかしヒルズは(というか六本木自体)かなり不慣れなので映画館に辿り着くまでいまだに軽く迷ってしまう。席に着いた時には既に予告が始まっておりました。ほんとにギリギリセーフ。

---------------

それでお目当てのベール王子、なんとも普通すぎるくらい普通の人を演じておりました。ああ王子がこんなに普通だなんて!へつさん要チェックですよ!(笑) なんだろう、服装とか髪型とか、あと一歩で野暮ったく見えてしまいそうなところを持ち前の美貌で踏みとどまってる感じ? もちろんこれは役作りとして完璧なわけで、彼は生来生真面目で優等生で道を踏み外さない堅実な人生を送ってきた若き研修医という役どころです。そして彼の婚約者であるケイト・ベッキンセールもまた熱心に勉学だけに身を捧げてきた優等生、そんな真面目な二人がなりゆきでベール王子の母親(←演ずるは「恋愛適齢期」でダイアン・キートンの妹役だったフランシス・マクドーマンド。好演。)としばらく一緒に住むことになるんだけど、音楽プロデューサーをやってるこの母親はバンドの仲間と夜通し騒いだりボーカルの若い恋人といちゃいちゃしたりかなり自由奔放な生活スタイルなのね。そうして真面目一筋だった二人の心境にも変化が訪れる。

王子扮する主人公がストイックなまで堅実に生きてきたのは奔放な母親を見て育ったからで、「僕はこの人生を自分で築き上げてきたんだ」「あら私だってそうよ。音楽プロデューサーじゃいけないの?」とか母親とやりとりするシーンは上手いなあと思いました。だって事も無げにそう言われたら言い返せない。真面目なタイプというのは真面目であることが心の拠り所でもあり同時にコンプレックスでもあるんです。その辺の心の葛藤が上手く表現されていたと思う。
それでまあ色々あって(途中は省略)、ぎくしゃくしていた主役の優等生カップルが愛を再確認し深夜の路上でひしと抱き合うシーンはなかなか感動的な盛り上がりを見せてくれたのだけども、そこで終わらないのがこの映画の独特なところ。私なんか甘チャンだから単純に「よかったねぇ…!」とか思いつつあそこで終わりにしてくれてもぜんぜん納得でしたが(笑)、真のラストは意外に辛口…いや、辛口というか、曖昧?(笑) 好き嫌い分かれるかなあ。私はこういうのも面白いなと思ったけど。
(※↑空白部分は内容に触れてるので反転表示)
 




しかしあれですよ、ベール王子、真面目な役なのにずいぶん脱いでましたね! とりあえずプールで泳ぎすぎ。寝るときは絶対裸だし(笑)。この人って脱ぐと胸板厚い系っていうか結構イイ身体してると思うのでなかなか目の保養でございました。あと、医者の役ということでホラ、白衣なんかも着用してくださいますのよ。素ぅ敵ぃ〜! 主演だからずっと出てるしベール王子好きにはおすすめの一作と言えましょう。そういえば白衣で思い出したんだけど、王子を誘惑する同僚の美女、どっかで見たな〜と思っていたらソダーバーグの「ソラリス」の人ね!

ちなみに公式サイトは→コチラ、ですが、公式よりもエキサイトシネマ(→コチラ)の方が見やすい気がします。




******
しあわせの法則 【LAUREL CANYON】

2002年 アメリカ / 日本公開:2004年
監督:リサ・チョロデンコ
出演:フランシス・マクドーマンド、ケイト・ベッキンセール、クリスチャン・ベール、
ナターシャ・マケルホーン、アレッサンドロ・ニヴォラ
(劇場鑑賞)


INDEX←backnext→


My追加
利音 |Mail  | Twitter





 「エンピツユニオン」