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「恋愛適齢期」の興奮も冷めやらぬ日曜の夕暮れですが、それ以前に鑑賞済みでありながら感想書いてない作品がずいぶんと溜まってきたのでそろそろぼちぼち手をつけていこうと思います。まずは「シービスケット」!…ってそりゃまたいつの話だよ!って感じですが、えーと、公開終了間際に滑り込みセーフで観ました。
事業は成功したものの息子を失い妻にも去られた過去を持つ男、元カウボーイの調教師、少年時代に家族と別れなければならなかった騎手。この三人の男たちと、足に怪我を負い殺されかけていたシービスケットという競走馬が織りなす感動ドラマです。大恐慌時代のアメリカに勇気を与えた実話の映画化。 非常にアメリカ的というか、おそらくこういう感じだろうなー、と思い描いていたままの映画でした。挫折を経験した者が諦めず再チャレンジ、奇跡的な復活、そして恐慌時代のアメリカに勇気を与えた、と。映画はあくまで現実逃避、作り話だからこそ面白いと思っている私にとって、まさに本作のような、1)実話に基づいた、2)感動の人生ドラマ っていう映画はもう苦手中の苦手なんだけども(笑)、それでもなかなか楽しめた。前半はちょっと眠くなっちゃったけど。 カメラワークが特に見事で、レースシーンとか思いっきり騎手視点で見せてくれるので迫力あります。スピード感があるというか。序盤でトビー君がシービスケットに乗って森の中を疾走するシーンなんて自分も一緒に馬に乗ってるみたいで気持ちよかった。あと馬が美しかったなあ。きちんと演技してたよね。 トビー君はかわいかったです。赤毛だと違う人みたい。それからDJを演じたウィリアム・H・メイシーが面白かった!
****** シービスケット 【SEABISCUIT】
2003年 アメリカ / 日本公開 2004年 監督:ゲイリー・ロス 出演:トビー・マグワイア、ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパー、 エリザベス・バンクス、ウィリアム・H・メイシー (劇場鑑賞)
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