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はじめから娯楽作と割り切って楽しみましょう。手に汗握る硬派深刻アクションと思いきや、意外と肩の力を抜いて観てられるというか肩の力が抜けるというか(笑)。いや、私はこれでオッケー。面白かったです。だって映画は娯楽派ですものハリウッド万歳! 元はTVシリーズということで、本当にドラマをスペシャル版にしたような感触でした。普通のアクション映画のようにひとつの大きな事件を主軸にして話が進むのではなくて、中心はあくまでS.W.A.Tの隊員達なのね。彼等が仲間になるきっかけから訓練する様子までいちいち描かれる。その辺が散漫といえば散漫かもしれないですけど、でもアクションシーンは超ド派手だしメリハリ効いてていいんじゃない? 私は楽しかったです、ほんと。大きいスクリーンで観て良かったって感じ。あーでもエンドロールは目がチカチカして見づらかったな。ポケモン現象起きそうだったよ!
で。 それでー、オリヴィエ・マルティネスなんですけどー。
まあそんな顔しないで聞いてやってくださいよ。自ら催した祭りの効果でわたくし今かなりのオリヴィエフィーバー状態、スクリーンに出てくるたびに胸ときめいてしまってもう大変でした。ああんステキよオリヴィエ! まず胡散臭い笑顔振りまいてアメリカに乗り込んで来るや否やくだらない理由で逮捕されちゃう間抜けぶりが最高。留置所で一人いじけてる様子も愛しい。「俺をナメると死ぬことになるぜ!」とか、使い古されたようなベッタベタな脅し文句で凄んでる姿にすら胸キュン☆で・し・た。今ハリウッドで最もオレンジのつなぎが似合うフランス人に決定。 MARRY ME! MARRY ME! そうやって観る前からオリヴィエオリヴィエと騒いでいたところ、上映後に友人が言うには、この人はどこかキアヌと共通する部分があるそうです。顔が似てるとかそういう細かいことではなくて、分類すると同じ種類に属するのだそうです。だから私が好きになるのも納得できるそうです(笑)。そうかなあ。あんまりそうは思わないけどなあ。そしてさらに、「昔はアメリカン専門だったみたいだけど最近はイギリス人だろうがフランス人だろうが誰でもいいんだね」と素朴に鋭いツッコミが入りました。くっ…さすが友…痛いところを…、…い、いや、愛に国境はないのだ!(苦し紛れ)
あと、(当初の目的だった)コリン・ファレルも良かったです。コリンちゃんはいつでもどんな映画でも全力投球なところが魅力だね!S.W.A.Tの戦闘服よりも冒頭の警官制服姿が可愛かった〜。
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この日は有楽町で観ましたが、何やら会場が全席指定になっていたので「パイレーツ・オブ・カリビアン」の時のような大混雑もなくて快適でした。やけに男の人が多いなあと思っていたら、水曜だけど映画の日でもあったんですね。映画館に慣れてないようなサラリーマン風のおじさん三人連れとか見かけてちょっと微笑ましかったです(笑)。
****** S.W.A.T 【S.W.A.T.】
2003年 アメリカ / 日本公開 2003年 監督:クラーク・ジョンソン 出演:コリン・ファレル、サミュエル・L・ジャクソン、 ミシェル・ロドリゲス、LL・クール・J、オリヴィエ・マルティネス (劇場鑑賞)
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