INDEX|←back|next→
今年初めの「RAIN」以来の試写会鑑賞です(しかもまたしても友達が当てたチケットに便乗)。 一緒に行った友人はあまり面白くなかったと言ってたけど、ニコラス・ケイジもジョン・ウー監督もそしてクリスチャン・スレーターも大好きな私としては、お金も払わず公開前に見せてもらえて大満足だったなあ。
1944年6月、日本軍の占領するサイパンを進攻しつつ、ナバホ族の通信兵を護衛する任務を受けた兵士(達)のお話。詳しくは→コチラ(公式サイト) 確かに戦争モノなんだけど下手に反戦メッセージみたいのを込めたりせず、あくまで闘う男達の姿を描いてる、ってところがジョン・ウー監督らしいと思いました。キャストは恐ろしく男性率高いです。ていうかほとんど男の人。 そしてアクションはもう、さすがの迫力だねー。ただし戦闘シーンが非常に多いので、それが苦手だとちょっとツライかもしれません。
ニコラス・ケイジはこういう役柄珍しいんじゃないかなあ。もちろん悪役ではないけれど、ヒーローというのとも違う。とても人間臭いというか、…うーん、上手く言えないんだけど、難しい役だったろうなと思います。 そういえば、この映画には絶対的な悪役がいないですよね。対戦相手としては日本兵達がいるわけだけど、彼らも同じようにただ戦地で闘う姿が描かれてるだけです。敵はいるけど悪人はいない。だからラストも、悪を倒して一件落着すっきり終了!、というパターンにはなっておらず(戦争映画ですっきりさっぱり終わったらそれはそれで問題だけどさ)、その辺もジョン・ウー的に新鮮な感じがしました。私はこのラスト、ちょっと感動してしまった。やっぱり好きだなあニコラス・ケイジ。 (↑内容に触れてるので反転表示。)
ナバホ族のアダム・ビーチもとても良かったです。実質この人の方が主役?っぽいよね? クリスチャン・スレーターも、私が期待してたほどの活躍はなかったけど(何を期待してたんだよ…)、とりあえずこの前の「スコーピオン」よりは出番が多かったのでまあいいや。これから「クライム&ダイヤモンド」見に行くし。こっちは主演だもーん。
ところで、隣の席に大学生とおぼしき男の子二人連れがいたのですが、そのうちの一人が上映が終わるや否や言い放ったひとことがすごかった。
「なあ、東条東条って何度も言ってたけど、東条って誰?」
…君らね、中学校の歴史の教科書読み直してからもう一度見に来なさい。
****** ウインドトーカーズ 【WINDTALKERS】
2002年アメリカ / 日本公開:2002年 監督:ジョン・ウー 出演:ニコラス・ケイジ、アダム・ビーチ クリスチャン・スレーター、ピーター・ストーメア (試写会鑑賞)
|