この日、あたしはケアンズから大阪行きの飛行機に乗りました。
1年間のワーホリ生活に、とうとう終止符が打たれようとしています。
でもね。
この乗るまでも、一波乱あったのさ。
事の起こりは、あたしがパースでホームステイをしていた頃。
朝まだベッドで気持ち良く寝ているのを邪魔するかのごとく
1本の電話。
『もしもしー日比さんですか?』
『・・・はぁい。そうですけどぉ』 <かなり眠そう。
『あっ。ごめんなさい!寝てました?』
『いえいえ、大丈夫ですよう。』 (と、ここで起こされたのに気がつき、多少腹が立ってくる)
『実はですね、日比さん、日本行きのチケット購入されましたよね?
その時間帯が変更になったんです。』
『ほ?』
『12時半だったのが、11時15分になりましたので
直して頂けますか?』
『あ。はーい。早まったんですね。OKですよー。』
『ありがとうございます。
それでは出発時刻の2時間前にはチェックインされるように
なさってくださいねー。失礼致します。』
『はーい。失礼します。』
・・・そうして再び眠りにつくあたし。
てかもう10時だった、たしか。
寝るな、あたし。
でも、この出来事、さほど気にしてなかったのです。
そう、あの日、ダーウィンからケアンズの友達に
電話をかけるまでは。
あたしは、ケアンズで会いたい人と
待ち合わせの時間と場所を決めるべく、
ツアーガイドをやっているお友達にダーウィンから電話をしたのです。
『もしもし久しぶりー♪今ダーウィンなんだけどね。』
『おおー久しぶりー。いいなーあたしもダーウィン行きたいよー。』
てな感じで、最初はスムーズに話は進んでいたワケですが、
『あっ。そういえばさー。あたし17日に帰国なんだけど
飛行機の時間早まったのよ。何でか知ってる?』
『あぁ。それね。
それさあ、福岡経由になったんだよ。』
・・・はい?
あたし、直行便のつもりで買ったんですけど?
直行便の値段、払ったんですけど?
『しかも、17日から週に3日だけ。
ようこちゃん、大当たりじゃん』
そんな大当たりはいらなーーーーーい!!!
あの電話のおねーさん、あたしを騙しやがったわね。
経由なんて一言も言ってなかったじゃん。
時間の変更しか教えてくれないなんて、ひどすぎるっっ。
てなワケで、経由しましたよ。
最初に着いたのはまず福岡。
そこで降りるお客の一言が、またあたしの気に障る。
『あっ。この飛行機、大阪まで行くんだ。』
てゆーか!
もともとは大阪だけしかいかないし!
その福岡で、1時間も待たされ。
最初の30分くらいは調整のためトイレに行くことも我慢させられ。
そして大阪にはたったの40分で着く始末。
・・・・・待ち時間のほうが長いじゃんよ☆
まぁ、いいのです。
仕方ないのです。
世の中は戦争と悪性の肺炎で大騒ぎ。
そりゃ、お客も減るよね。
そして、そのとばっちりが、あたしに来ただけだということ。
でも、この飛行機の経路、ホントに良く考えられてまして。
ケアンズからまず福岡に着いて、
お客を降ろしたあと、再びお客を入れ、
大阪に着き、大阪のお客が降りた後、再びお客を入れ、
そして再びそのまま、ケアンズへと飛び立つ仕組みだったのです。
まさしくエコ。リサイクル。<違
とゆーわけで、大当たりの帰国だったのでした。
まぁ、その間、隣の席に座った
日本語の話せるオーストラリア人と仲良くなれたから
とっても有意義だったんだけどね。
せっかく仲良くなったんだしメール送ろーっと♪
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