ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年09月03日(水) おしろいばな/カブちゃんが…

今日も暑い1日でした。
学校から帰って来た娘、ほてってお顔が真っ赤っか。
そのままお風呂場へと直行させ、シャワーを浴びて一段落…。

おやつをいただき落ち着いた頃、
娘が「はい、お土産」と
筆箱からぽろぽろと、何やら黒いものを出してきました。
見ると、それは種。
「あ、おしろいばなの種だね、どうしたの?」
「校庭にあったの、今日、みんなで取った。」
せいかつの時間に収穫したらしい。

「どうして、おしろいばなっていうか知ってる?」
「ううん、知らない」
そこで、種をひとつ割ってやりました。
なかから白い粉のようなものが飛び散ります。

「ほら、白い粉がでて来た。これが白粉(おしろい)みたいだから
おしろいばなっていうんだよ。」
「ふーん、おしろいってなに?」

…ほとんど化粧をしない私。
娘は「白粉」を知らないのでした…笑。

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夜、いつものようにカブト虫の世話をしていた娘。
「おかあさん、カナちゃん(メスのカブト虫のこと)が、動かないー。」

数日前から、ちょっと様子が変だったカナちゃん。
ついに動かなくなってしまいました。

「カナちゃん、死んじゃった。」
そういって、娘はオイオイと泣きはじめました。
飼育箱から取り出して、手に乗せて見つめながら…。

明日、小学校に持って行き、
中休みにお友達と一緒に埋めるそうです…。

窓からは火星が見えました。
「カナちゃん、今頃、火星に行ったかもよ。」と言うと、
「うん、はちぞう(←葉祥明さんの絵本に出てくるキャラ)と
一緒だよね、きっと。」と、少し落ち着いた娘。

夏休みの間中、旅行に行く時もずっと一緒だったカブト虫。
娘にとっては「家族」だったのです。

カナちゃんは動かなくなっちゃったけれど、
いつまでもゆうちゃんの心の中に住んでいるよ…。

…カナちゃん…安らかにおやすみ…。




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