ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年06月22日(日) 百万人のキャンドルナイト ー夏至の夜ー

夏至の今夜、

どうしようかなぁ…娘が怖がったら出来ないなぁ…と思いながら、

おそるおそる

「ゆうちゃん、今夜はローソクの火で夕食を食べてみようか?」と

たずねてみました。

すると、思いのほか、彼女は乗り気!

「うん!やりたい! お誕生日みたいで楽しそう♪」

ふふっ、よかった。

こうして無事(!?)、

我が家も百万人のキャンドルナイトに参加したのでした。^-^


夕食を食べはじめた7時過ぎ、まだ外はうっすらと明るいので

カーテンを開けて過ごしました。

そして、テーブルの上には、ランタンを置いて。



このロウソクを使うランタンは、

非常用として置いてあるものなんです。

まだ一回も使ったことがなかったのですが、

今夜はとてもいい機会。

このランタンのおかげで、

食卓はまったく非日常な空間へと変わっていました。

ふふっ、キャンプしているみたいね。

暗くなって来たので、

もうひとつグラスにロウソクを入れて灯しました。



こちらは、ランタンとちがい、ふとした空気の動きで

ロウソクの灯りが、ゆらゆらと揺れます…。


ロウソクの灯りは、闇を作り出します。

そして黒い影が、まるで生き物のように動く…。

片づけのために、キッチンの蛍光灯をつけたら、

一気にすべてを明るい光のもとにさらけ出し、

闇はどこかに消えてしまいました。

影さえも、ぼぅっと明るく、

ロウソクが作り出す影とはまったく異質なもの…。

う…ん、やっぱり蛍光灯のもとじゃ、

小人さんも妖精さんも生きて行けないよね、

さっと隠れられる影がないもの…。



いつもぱぁっと部屋全体が明るい…

ふだんそれが当たり前で、

これだけの光量を維持するのに、

たいそうなエネルギーを使っていることを

忘れてしまっている…


キャンドルを灯して…

時々そうして過ごす夜を持つのもいいですね…♪

小人さんや妖精さんが出てくるかもしれないし…くすっ。






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