ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年06月08日(日) 生け垣の蛍

私は講談社のおははしキャラバン隊へ、

娘はピアノの先生と一緒にコンサートホールへ、

パパはおうちでお仕事…と、

昼間は三人三様の過ごし方をしたお休み…

(娘が親から離れてお出かけする…!

小学生になると、こんなお休みの過ごし方も出てくるのですね…。)


夜になってから、三人で自転車に乗って蛍を見に出かけました。

いつも行く疎水の蛍スポット。

草むらでじっと光るメス、

ふぅわりと疎水の上を飛び交うオス…

そして、ふっと桜の枝やもみじの枝にとまって休む。

しばらくそんな蛍たちの円舞を楽しんだ後、

明日には学校があるので、名残を惜しみつつ帰ることに。

帰り道、いつもとは違うルートで自転車を走らせました。


「あそこの用水路沿いに、もしかしたらいるかもね」

そういって、とある道にさしかかりました。

すると…

その用水路沿いのお宅の生け垣に、

蛍はぽぅっと光りながらおりました。

そのお宅のご主人が、なぜか遅い時間に水まきをしながら

”蛍”接待をしてくださいました…(^-^)


「ほら、お嬢ちゃん、ほたる…」

生け垣にとまっていた蛍を、ご主人が手の中に入れて、

そおっと娘の手にのせて下さいました。

蛍は、娘の手の上で、緑色の光をぽぅっとともします。

そのうちふっと飛んで、娘の胸元に止まりました。

ふふっ、蛍のブローチだね。

しばらくそこで蛍と戯れた後、

ご主人にお礼を言って別れをつげ、

また用水路沿いを、ゆっくりと自転車を走らせました。

ところどころ、生け垣で光る蛍たち…。

「あ〜ぁ、ゆうちゃんもこんなおうちに住みたい!」と娘…。

本当に…そうだね…。


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