ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年06月05日(木) 暮れ行く時間を楽しむ

図書館から帰ってくると、

お日さまはもうしずんで、西の空がほんのりと茜色でした。

娘が、「しばらくここで、お空の様子を見ていい?」と言うので、

「うん、いいよ」と言って、私は中に入りました。

(私も見たかったけれど…、

夕食の準備を急いでしなくてはなりません、涙。)


娘は、きのうも新体操から帰って来たときに

ぼうっと、暮れ行く時間を一人で楽しんでいたのです。

彼女は何を考えながら、西の空を見つめていたのでしょう…。

ただ、ただ、何を考えるということもなく、

刻々と変わり行く空の風景をながめながら、

暮れ行くひとときの時間の中に自分の身を置くこと…

それが気に入ったのでしょうか…。

ふふっ  なんだか親子だなぁ…と、

ちょっぴり嬉しい気持ちになったのでした。


夜になり、ゴミを出しに出てみたら

西のそらに、ぽぅっとランプを灯したような色合いの、

優しい五日月さんがおりました。

うふふっ、かわいいペンダントトップのよう…♪

娘としばらく月をながめ…そして部屋にもどったのでした。


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