ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年01月30日(木) 冬王さまのおでまし

水曜日から、この地に冬王さまがお越しになりました。

冬王さまのはく息は、とても冷たくて、おかげで京都はー6℃。

朝、窓を開けると、寒さに強いビオラもパンジーの花たちも、

みんなひれ伏してしまっていました。


冬王さまは、暴れっこの風もつれていらっしゃったようで、

橋の上では、身を切るように寒く、足許はつるつるです。

暴れっこは、突然、ふぅー!っと息をふきかけては、

自転車や看板をバタバタと倒して行くのでした。


木曜日になると、冬王さまは、天から雪の精も呼び寄せました。

朝、降り出した雪は、ふわりと軽くて、

よく見ると、ちゃんと六角形になっています。

ひとつ、ひとつが、美しく繊細な模様です…。

しばらく息をひそめて、その美しい姿を見つめました。

そして、とても軽そうなので、ふぅっと息を吹きかけてみると、

ふあんとまた空中へと舞い上がって、

雪の精は、またどこかへ飛んで行ってしまいました。


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