ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2002年09月03日(火) すずめの巣(幼稚園編)

今日は幼稚園の掃除の日。

久しぶりに加茂大橋を渡りました。

お日さまに輝いて、川面がキラキラ反射します。

川のせせらぎの音、川の匂い、

そして所々にたたずむコサギやアオサギたち。


教室の窓を拭いていると、自然と額に汗が流れて行きます。

テラスに出ると風が通りますが、まだまだ暑さが厳しいです。

お掃除が終わり、園が出して下さった飲み物をいただいていると、

園長先生が、鳥の巣を手に持っていらっしゃいました。

子ども達が集まってきます。

園庭の木を剪定していた植木屋さんが見つけたのを、

子ども達に見せようと、大事にとっておいてくださったそうです。

巣はやわらかな木の枝や草、それにどこから見つけてきたのか、

ビニールひもで編まれています。

ヒナが入る内側は、やわらかでとても心地よさそう…。

先日読んだ、鈴木まもるさんの『鳥の巣みつけた』(あすなろ書房)の絵が、

突然、目の前にひょいっとあらわれた気がしました。

きっとこの夏休みの前に、

園庭でにぎやかに遊んでいる子どもたちの声を聞きながら、

すずめの子たちは卵から孵り、

このやわらかなベッドでピィピィと鳴いていたのでしょう。

巣立っていったすずめ達、

どこかそのあたりの木々の間を、チョンチョンと飛びながら、

私達の様子を見ていたかもしれません…ふふっ。

(すずめは子育ての間だけ巣を作りますが、

ヒナが巣立ってしまうと、巣はいらなくなります。)


久しぶりにお友達と会った子ども達。

河原で遊びたいと言うので、亀石のところへと行きましたが、

あまりにも暑い日ざしにまいりました。

山のそばには、まだ、モコモコとした入道雲ががんばっています。

けれど、空を見あげると、刷毛で描いたような薄い雲…

子ども達がキャーキャーと河原で遊ぶ中、

シオカラトンボが2羽、

羽根をキラリとさせながら、飛んで行きました。

秋と夏が混じりあっている9月のはじめ…

明日から幼稚園が始まります。(やっと…笑。)


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