きのうの夜の雨が、涼しさを運んできました。

昼間もさわやかな風が吹いて、

雨に洗われた山々は、

その１本１本の木々たちと、

木立を渡っていく風との間でかわされる

おしゃべりまで聞こえてきそうでした。


夜になると、肌寒いぐらいで、

思わず長袖をひっぱりだしてきました。

そして、ベランダに出てみると、

ずいぶんとまぁるくなってきたおつきさまが、

金色を帯びた輝きを増していました。


風が薄雲をながしていくので、

娘が「あ、おつきさまがうごいているよ♪」と

おつきさまを指さしながら、言いました。

本当に・・・

おつきさまが夜空を散歩しているようねぇ・・・ふふっ。


明るい月は、薄雲を照らして、雲のまわりに

「月暈」を作り出していました。

それは、ほんのり虹色になって、輝いているように見えました。

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