2002年06月01日(土) |
ほ・ほ・ほたる こい♪ |
今夜は、すこし蒸した空気で、風があまりなく、
如何にも雨がやってきそう・・・そんな気配。
こんな日は、ホタルが出てくる絶好のコンディションです。
夕食が終わって、7時半頃、自転車に乗って出かけました。
いつもは、疎水沿いのホタルスポットへと行くのですが、
もっと近所にも生息しているはず!・・・と、
だいたい出そうだなと、
以前から目星をつけていたところへ自転車を走らせました。
最初に行ったところは・・・う〜ん、いそうなのにいない・・・。
娘は暗い夜道に、だんだんと心細くなってきたのか、
「ねぇ・・・どこへ行くの?」と、不安な様子。
そこで、少し自転車を方向転換させて、
五山の送り火のひとつであります「法」の山の東側へと向かいました。
山すそを流れる小川には沢蟹もいるという話。
小川のそばには草の茂みもあって、
いかにもホタルがいそうなんだけれど・・・
そう思っているうちに、
ぽつぽつぽつっと、雨が降り出してきました。
「ねぇ・・・かえろうよぉ・・・」
娘はますます心細くなったようです。
・・・と、
「あ! 今、ひかった!」
小川にかかる草のしげみに、
ほんのりと緑色の光がぽ〜っと光っているのが見えました。
自転車のライトを点滅させて、ホタルの光を誘導します。
すると、
あ、もうひとつ、あそこにも。
ホタルは3回、ぽうっ ぽうっ ぽうっ と光を放っては、
少し休憩しています。
全部で10匹ぐらい・・・
今夜のホタルは、もう一活動を終えたのか、
草むらにじぃっとたたずみながら、光っていました。
ほんとうに、ささやかな光のコンサート・・・
「ほたるさん、近くにいてよかったね」と言いながら、
帰途についたのでした。
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