「ケープベアーの一族 上・下」
昔一度読んでるんだけど、新訳になったのでもう一度読み返し。 読み始めると面白くてトマラナイ。 でも、昔と違って、いろんなところからいろんな意見を聞いてしまっているので、フェミニズム思想が鼻につくといえば、鼻につく。 気づかなければよかったなー。 「今、どんな本を読んでるの」と今回はたまたま聞かれたので、「クロマニオン人の少女の恋愛ものかな」と言ったら爆笑されました。 ケープベア−のころはあんまりそういう感じはしないけど、後になるほどハーレクインだよね。
「ゼロ世代SF傑作選」 SFはほとんどショートショートで読む方。 長いと疲れるときがあるから。 とくに、本格派となると、用語を理解しようとするだけで疲れる。 今回はゼロ世代ということで、新しい世代はどんなSF書くのかなとおもったので借りてみました。 ネットとか仮想現実とかデジタルワールドとか美少女とか。 ライトノベルに近い雰囲気はあるけど、無理やり固くしてる? これがゼロ世代の特徴なのかな。だからそればっかり集めてあるのかな。 だとしたら、1作読むのはいいけど、連続してたくさん読むのはつらいね。 軽いんだけど。 軽くないというか。 しかも、前作があるのに、前書きでちょっと説明あるだけで掲載してるものがあったので、これは不親切ーと思いながら読んだ。 俺はミサイル。が面白かったかな。他のも面白かったんだけど。
「祈りの海」 これもSF。 ちょっと、上の口直し的な感じで、正統派。 ショートショート。 どれも、え、この先どうなるの? というかんじで終わる、独特の後味の悪さがSFらしいというか。 これだけのネタがあったら、ショートじゃなくて一冊そのネタでもいけるのにといつも思う。 どんでん返しが必ずある。 これも仮想現実ものが多い一冊でした。
「獣の奏者 刹那」 大体想像していたような内容のショートストーリーの集まりだったです。 大人向けだったのね。 あとがき読んで初めて知りました。 まさに刹那の喜びみたいな感じですな。 もしエリンの性格が、思い悩まないタイプだったら、話は全然違うエンディングになっていたんだろうなぁ。 幸せになるチャンスはいくらでもあった気がする。 や、それじゃ、この話の意味はないんだろうけど。
電車通勤っていいなー。 たくさん本が読めるよ。
では、また明日。
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