近所の林に一匹、オスの鶯が住んでいて、一生懸命歌の練習を重ねている。
10年前には酷く声のいいのが、毎年鳴いて、耳を喜ばせてくれていたものですが、どうやら今年は代替わりしたようで、数週間前にはとてもじゃないけれど聞いていられないような幼い声で、 「ホ‥‥ ケッ」 と鳴いていましたが、最近漸く鶯らしくなってきて 「ホーホケキョ」 と、鳴くようになりました。
けれども、鶯独特の、「ほー‥‥」のところで溜めて聞かせる部分がまだまだ。 先代の声は本当に美しくて、この辺り一帯に深い響きと余韻を残して 「ホー‥ゥ‥ホケキョッ ‥‥ケキョッ」 と鳴いていたものですよ。もう一度それが聞きたいばかりに望んでしまうけれど、でも、毎日毎日、ほとんど休みもせずに練習しているおかげで、めきめきと上達してきています。
がんばれ!
では、また明日。
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