兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2003年04月17日(木) 桜・満開 / 花換えまつり

「花、かえましょか?」
 満開の桜が続く、お城の階段を登るすがらに、向かいから来る人に声をかける。
 手には桜の枝。
 この枝は何度交換してもかまわない。

明治以前、男女が出会うきっかけになっていたと、そんな説明を受けた気がするが、もう何年も前のことだったから、なんだっけかと。
好きな人から貰った枝は勿論そのまま持っている。という感じだったかな。

福井県敦賀市金ヶ崎城でのことである。
学生だった頃、チャリをこいで海の傍を抜け、金ヶ崎へ遊びに行った。まずくて高いおでんがあるのはどこも同じ。神楽を見ながら、そのおでんを食べるのだ。
今は、桜の枝も造花だし、恋の駆け引きではなくて、気が済むまで交換したら、枝についているおみくじを開いてみる、というようなもの。
恋御籤なんだけどもね。

敦賀の桜のメッカは、そんなわけで金ヶ崎。月見やぐらがあって、そこからは日本海が望めるのだ。ちょっと角度がよくないが。
春の海は青かったなぁ。
二年目の春だったと思うが、今と同じで、時々「運動しなきゃなんねぇだ」と突然思い立つことがあり、友人と若狭湾沿いに走りに行くことにした。
距離ではなく、一時間半はしり、一時間半で戻ってくれば丁度夕食だろう、という計画。
気比の松原の辺りから、時計回りに出発。済んでいながら、足がなかったために一度も行った事のない方向だったのである。走り出すと、いつかヨットハーバーの傍を通り抜け、走る人間にはちとつらい坂を越える。と、他の集落があった。
お稲荷さんの傍の堤防から、逆方向に金ヶ崎が見えて、ああ、こっち側にいるんだなと思った。

あっち側は原発が近いという理由で、海が綺麗なのだ。釣り禁止、遊泳禁止、そしてなぜか、海温が高い。
ほんの10メートルも行けばいきなり深くなる、日本海。例に漏れず覗き込めばどこまで深いか! と思うような中に、なんだか海草が大量に生えていた。
綺麗だけれど、飛び込んだが最後、原発の毒(そんなものはないと思うが…)か、もしくはそのワカメ(?)に絡め取られるような感じだった。
帰り道、浜辺に下りて足だけ海に入って遊んできた。
ゴミが落ちていない、釣り針もない。潮の加減か、向こう側には大量に流れ着く、韓国製のプラスチック容器も来ない。
向こう側の海はそんな海だった。

ぼんやりする時間が沢山あった。
なんせ、あの時はゲームもテレビも新聞もなく、図書館も遠く、カラオケもなく、美味しい料理を食べに行くにはお金もなく、何もかもスローペースだった気がする。
授業を受けていても、なんか暢気だった。
学校の庭には野生のキツネとかいたしな〜。

***
さて、とうとうこっちでも桜が咲いた。
夕べの満月と暖かい空気で、もう真っ白だ。
枝の先がふっくらふくふくしている。
春だ。
春かも。とか春っぽい、じゃなくて春だ!

週末は、40%の確立で雨。
一週間は早い。
明日仕事が終わったら、土曜日の朝早起きして(もしくは貫徹して)花見の散歩に行こう。
そして日曜日は花見に行く(笑)
雨が降らないといいなと、思う。

では、また明日。


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