一日後記

2009年08月30日(日) ざっくり。

勤務中であるはずの相方から昼頃電話があった。
日曜だからヒマとはいえ、休憩でもなさそうな時間に
向こうから電話があることなど滅多にない。

聞けば品出しの時に人手が足りず、急いで荷物を出していたら
右手親指の第一関節付近をカッターで切ってしまい
(相方は左利きなので右手を切った)
ガーゼで押さえたものの血がボタボタとなかなか止まらないため
タクシーで救急病院に行き、3針縫ってもらってきたとのこと。


特に私がそこでできることは何もないのだが
向こうにしてみれば『一応、報告しておこうと思って』ということらしい。
よってその後は職場に戻り、いつも通りの時間に帰ってきた。


『(縫合時の)麻酔の方がよっぽど痛かった』というくらいで
本人は案外“切った痛み”は少なかった様子。
しかし聞いているこちらはたまったものではなく

「カッターが爪で止まったのが分かったんだよね」

と聞いた時には、半年分の鳥肌が立ったかとさえ思った。


ただ面白かったのはその道中。

先述の通りタクシーで向かったのはいいが、運転手さんが
新人さんらしく病院をご存知なかったらしい。
慌ててナビを設定するも、あたふたする運転手さんに
『最初に“駿河台”って入れて!』と後ろから覗き込む、血がダラダラの親指を握った男。

(最初その運転手さんはナビを“日大”だけで検索したようで
 当然検索結果は山のように出てくる。それであたふたされたらしいのだが
 実際は相方が乗った場所から病院へは直線距離で1kmあるかないか)

結局それで2〜3分、車の中ですったもんだしていたそうな。


その画を想像したら(本人も出血はあれど痛みは殆どなかったということもあり)
先ほどの鳥肌はどこへやら、つい笑ってしまった。


もっとも直後に傷口を見て、再び鳥肌を立てたのだけれど。




 < 過去  INDEX  未来 >


Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]