『日暮里に生地買いに行きたいんだけど・・・』
趣味で洋裁をしている実母がそう言い出したのは 確か半年くらい前だ。 それから暫くお互い都合がつかなかったりで行ってなかったが 『そろそろ行きたい』ということで、日暮里駅南口で待ち合わせをする。
ここには“日暮里繊維街”という布地などのお店が集中している場所があり 手作り大好きな方達の、いわばメッカとも言える場所。 残念ながら私は裁縫に関しては全く興味がないため 存在は知っていたものの、行ったのは初めてだった。
サイトによれば4月1日まで繊維街全体がセール中とのことで 繊維街には母と同じ年頃の女性がとても多い。 中には20代前半くらいの方もいらしたけれど、たぶん 服飾関係の学生さんなのかなと思う。
それにしても日暮里〜鶯谷まで繋がる50軒以上の生地屋さんは 思った以上に圧巻だった。 以前は行くのを楽しみにしていた母ですら、最後には 『これだけ多いと、分かんなくなっちゃう』とため息をつきだしたほど。 そりゃ地元のキ○カ堂に比べたら品数は圧倒的に多いし 何せ街が生地屋なのだから、無理もない。
選択肢が多すぎるというのも、いささか困ると思った。 結局母が買ったのは3〜4種類の生地と ワゴンに並べられていた裏地2つ。
『日暮里まで行って、買ってきたのそれだけか?』 帰ったら父にそう言われていそうである。
この日の東京 最高気温が24.8度でほとんど夏日。
おかげで日暮里駅〜尾久橋通り周辺の桜が満開だった。
たまたま木から直接咲いていた桜を撮っていたところ
傍で母が『ワキ毛みたいに咲いてるのね』と言う。
“無駄なところから咲いている”という意味らしい。
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