用があって実家に行く。 それを済ませてから実母と2人、お茶を飲んでいた時のこと 母が知人から教えてもらったという“梅の砂糖煮”を出してきた。 これが結構甘酸っぱくて美味しかったので作り方を聞くと
「青梅をね、一晩水につけてお砂糖で煮るのよ。 お砂糖は聞いた量の半分くらいで作ったんだけど・・・」
・・・それくらいは想像つく。で、量はと聞くと 『ちょっと待ってね』とノートを持ってきた。
私が子供の頃から見てきた、母のレシピ帳。 表紙は黄色を通り越して茶色くなっており 新聞や雑誌の切り抜きや、教えてもらったレシピが ぎっしり詰まっていてノートは閉じきらずゴムで束ねている。 よくよく見ると そういえば昔作ってもらったなぁと思うものも。
古い日付のものの中にはお菓子などのレシピもあった。 たぶん私達に食べさせようとして取っておいたのだろう。 それがだんだんおかずなどのものの割合が増えてくる。 何か、母の“主婦の歴史”を垣間見た気がした。
ただ、分類などは全くしていないので 結局当初の目的である“梅の砂糖煮”のレシピは いまだに分からないのである。
誰かに聞いたという“ラッキョウを使った料理”の走り書き。
右下に赤で大きくダメだったとある。
作ってまずかったものの意味らしいが、字の感じから察するによほどまずかったんだろうと思う。
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