一日後記

2006年06月02日(金) 罪悪感。

勤務先にて。

午後から来客のアポが入っており、お客様からの電話で迎えに出る。
勤務先があるマンションは大きい通りに面しているものの
入り口が真裏にあるので、ちょっと分かりづらい。
そのため最初に来社される方はこちらから迎えに行くことが殆ど。

ところが今日はお客様と合流した直後、ちょっと困ったことが起きた。

傍にいたおばあさんが道を尋ねてきたのだ。
「すいません。階段上がったところにある美容室に行きたいんだけどねぇ
 一度行ったのに分からなくなっちゃって・・・
 電話番号とか書いてくればよかったのにねぇ。
 1時半に行かないと怒られちゃうかしら。」

私がぼんやり憶えている限り2階以上の場所にある美容室は数軒あるが
屋号までは憶えておらず、おばあさんの記憶と照合している暇もない。

片手に杖を持ってらっしゃるし、雰囲気からするとご高齢の様子で
容姿は全く違うとはいえ90歳近い祖母のそれに似ていた。
交番はちょっと離れているのでそこを教えるのも気が引けるし
かといって一緒に探すわけにもいかず
『分からないのでゴメンナサイ』と無下に立ち去ることもできない。

どうしようとふと目に入った不動産屋。
つい『すみません、私は分からないけどあそこなら分かるかも』と
おばあさんに言ってしまった。


つい最近できたそこの不動産屋では分からないだろうと思いながら。





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