一日後記

2005年05月02日(月) 父。

彼が会社勤めを辞めて独立したのは50を過ぎてから。
きっかけは何かと目をかけて下さった当時の会社の社長さんが
亡くなったからだと思っていた。

ところが、意外にも独立ということはかなり前から考えていたらしい。
最近父と話してそのことを知り、正直言って驚いた。

「サンピンさん(社長の名前をもじっていつもこう呼んでいる)が
 亡くなったら退職金云々はともかく、すぐに辞めるつもりだったよ。」

今考えればその選択は間違っていなかったらしい。
更に父は続ける。

「銀行にもなぁ『失敗とか、考えなかったんですか?』って
 聞かれたけど、後ろに滝壺があって前から狼が来ているとすれば
 (滝壺へ)飛び込むしかないだろう?
 モタモタしたらこっちが食われるんだから。
 でも、ただ飛び込むんじゃない。
 岩にぶつからなさそうな所とか、自分が浮かび上がれそうな所を
 選んで飛び込むんだよ。」

・・・なるほどなぁと思ったと同時に、父が少し格好良く見えた。


勿論その陰に『やりたいと思ったら、やればいいじゃない』と
一言サラリと言ってのけた母の言葉もあったのだけれど。


 


 < 過去  INDEX  未来 >


Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]