今日は年始の挨拶も兼ねて、私の実家へ。 実母の手料理と共に出されたタラバ蟹に舌鼓を打ちながら ふと、テーブルの上にあったその胴体部分の殻に目が行く。 無論内部の身は捌いてあるので、残っているのは殆ど殻。 それでも幅20cm以上はゆうにある。
「コレ、食べちゃっていい?」
別に普通に聞いただけだったのに、そこから その部分を食べるか否かという話になった。
そりゃ脚の部分も美味しいけれど、個人的には 殻の裏側にへばりついてる白いベラベラしたところも好きなのだ。 (この部分を何と言うかは知らない) 捌いた実父はそれを最初、捨てようとしていたという。
「そんなとこ食ってたら、腹おかしくするぞ!」
実父は信じられないような顔をしてそう言っているが、 「『魚は食べられるところはきちんと食べるのが、供養だ』って お父さん、小さい頃から言ってたじゃない?」 そう切り返すと、返す言葉がなくなった様子。 実際家族の中でも私は『猫またぎ』と呼ばれるほどである。
結局、皆その部分は食べないとのことなので一人で完食。
・・・あの白いベラベラって、食べないトコなのかなぁ。
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