一日後記

2005年01月02日(日) 殻の裏側。

今日は年始の挨拶も兼ねて、私の実家へ。
実母の手料理と共に出されたタラバ蟹に舌鼓を打ちながら
ふと、テーブルの上にあったその胴体部分の殻に目が行く。
無論内部の身は捌いてあるので、残っているのは殆ど殻。
それでも幅20cm以上はゆうにある。

「コレ、食べちゃっていい?」

別に普通に聞いただけだったのに、そこから
その部分を食べるか否かという話になった。

そりゃ脚の部分も美味しいけれど、個人的には
殻の裏側にへばりついてる白いベラベラしたところも好きなのだ。
(この部分を何と言うかは知らない)
捌いた実父はそれを最初、捨てようとしていたという。

「そんなとこ食ってたら、腹おかしくするぞ!」

実父は信じられないような顔をしてそう言っているが、
「『魚は食べられるところはきちんと食べるのが、供養だ』って
 お父さん、小さい頃から言ってたじゃない?」
そう切り返すと、返す言葉がなくなった様子。
実際家族の中でも私は『猫またぎ』と呼ばれるほどである。


結局、皆その部分は食べないとのことなので一人で完食。

・・・あの白いベラベラって、食べないトコなのかなぁ。


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