貴方の名前を呼んでみる私のものではない 貴方貴方のものではない 私そっと耳たぶを噛んでみる貴方の甘い息遣いが聞こえる私の髪を貴方が解き、いい香りだねと言う「収めるべきところに収めたい」私の中で 貴方が動く私のすべてが貴方を感じるこんな感覚は初めてだと貴方は言ってゆっくり私の中に解けていく溶けていく貴方の体温を感じる私はとても近くにいて キスをするとても近くにいるけれど 私は誰のものでもない