蒼粒子

2005年10月10日(月) 『美剣士 沖田総司』

なんなんですか、この本は(絶叫!!)
のっけから「書き下ろし耽美時代小説」……耽美と言うより無節操? 「この時代はみんな両刀遣いなのだ」で一刀両断、ときおり最愛の人・歳さんへの思いに揺れつつも、最後は欲望のままに突っ走ってしまう総司、ここまでいったらむしろあっぱれです。
最後のオチは爆笑モノ(!)でした。

この本、葉月さんのサイトで紹介されていたのを読んで、気になって気になって図書館でリクエストしたのですが(すでに絶版)数ヶ月待って相互貸出(さすが新選組隊士を多数輩出している岐阜の図書館ですな〜。初版本!)で読むことが出来ました。
これはそこまでして読む価値有りでした。いろんな意味で(笑)。三条実美×沖田総司だけでも。葉月さん、教えてくれてありがとうございます!
私は最初、内容が内容だけにBLとか女性向けのレーベルから出版されているのかと思っていたのですが、後ろのラインナップを見てみてみたら「バリバリおっちゃん向けやん……!」

図書館で借り出す前に復刊ドットコムで1票投じてきたんですけど、復刊されたら……どうしましょう!!


 < 過去  INDEX  未来 >


里村朋佳

My追加