* * 今日の空色 * *
               by * yuk!na



モクジ * カコ * ミライ


2004年01月10日(土) 消えたものと見えたもの。

あけましておめでとうございます(遅)

新年初日記。。。
新年から、こんなダメ子=ゆきなを今年もどうぞよろしくー。
覗いてくれてる人ありがとね!!



 ○●○●○●○●○●


2004年になる前の12月の話。



12月が誕生日のアタシは、彼に誕生日プレゼントをもらった☆
それはシルバーの鍵とピンクの石のついたネックレス。
彼と一緒に選んだの。
ペンダントトップと、チェーンと、別売りで組み合わせて選んだ。
アタシはそのシルバーの鍵が気に入って、それに合わせて、他を選んだ。
凄く可愛いの。
凄く凄く嬉しかったー。


それなのに、前回の日記を書いて数日後。
アタシは、気に入ってたシルバーの鍵だけを落とした。

今まで彼氏から貰ったものを落としたことがなかった。
だって大事にしてるもん。
アタシが落とすはずがない!


なんて思ってたのかも。
でも。
落とした。




アタシが悪い。

無くしたのは夜の帰り道で。
その時、ぼんやり彼のコトを考えてた。

「どうしたらいいんだろう。どうしてうまく行かないんだろう。
 彼はアタシの事なんて、どうでもいいのかな。
 彼なりにアタシを想っていても、アタシには届かないのかな。
 彼の気持ちがきちんと見れないアタシが悪いのかな。。。」

そんな感じのことを考えてた気がする。
ふと、ネックレスをしてたコトを思い出す。
「あ、ネックレスしてた。親がうるさいから(彼氏とかいるって言うとメンドクサイの)家に帰る前に外さなきゃ。。。」

ぼんやりとした頭で、暗い中、そのネックレスを首から外したんだ。
その時、たぶん、落ちた。

必死で辺りを探す。
でも、見つからない。
暗いし、よく見えないし、当たり前だ。
そんな小さな物。。。


黙っておくコトも出来たけど、でも、アタシはウソつけないから。
すぐに彼に電話した。
とりあえず謝らなきゃと。


でも、何も言えない。
コトバが出てこない。

「ごめんね。。。あのね。。。」


と、必死で言ったけど、その後のコトバが続かない。
そのうちに涙が出てきた。

アタシの様子が変な事に気がついた彼は「どうしたの?」と真剣な声で言う。

・・・言わなきゃ。

「あのね、ネックレスのね、鍵のとこ・・・なくしちゃったみたい」

言いながら、どんどん涙が零れた。
こんなに涙が出るなんて。
自分でもビックリしたよ。

こんなに泣くほど大事なのに、どうしてあの時、はずそうとしたの?
どうしてもっともっと大事にしなかったの?
でも、でも、アタシ大事にしてたつもりだったんだよ。
どうしてこんなコトになっちゃうの?

彼は泣いてばかりのアタシに「また買いに行かなきゃね。」と言った。

そのコトバは、とても嬉しくて嬉しくて。
でも、同時にアタシが彼を信じてなかった愚かさを実感して、
すごくすごく悲しかった。
だから、もっと泣いてしまった。

涙の止まらないアタシに、彼は最後に言った。
「大丈夫だからね」
とても優しい声で。

その優しさに、また涙が出た。



数日はショックで、どうしようもなかった。
毎日、落とした場所を通る度に、下を向いてゆっくり歩いた。
・・・やっぱり見つからなかった。

でも。
彼は優しかった。
まず最初は、アタシを想ってくれた。
怒らなかった。嫌味も言わなかった。
それがホントに嬉しかった。
愛されてるんだなって実感した。
彼の愛は分かりにくいけど。。。

きっとあの鍵はアタシの閉じたココロを開けてくれたんだ。
そう思うことにした。



翌日には、彼に嫌味を言われてしまったけれどw
「(無くすの)早かったよね」とか
「まぁ無くすような(あんまり大事じゃない)もんだしね」とか。。。
無くしたのは事実だから何も言えない。
ちょっと↑の感激は薄れたけどw

でも、きっと彼も無くされて悲しかったんだよね。
せっかくプレゼントしたのに。
そう思ったら、やっぱり愛を感じた。



そして、次のデートの時。
同じお店で、新しい鍵を買って貰いました♪
クリスマスプレゼントとしてw
新しい鍵は金色の鍵。


今度こそ大事にするね。
プレゼントの鍵も。アナタも。



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