* * 今日の空色 * *
               by * yuk!na



モクジ * カコ * ミライ


2003年12月21日(日) 重く揺れるココロ。

『別れよっか。』


何度も何度も何度も言った。

でも、
一度も声にならなかった。
アナタの耳に届けられなかった。


俯いて視線を合わせないアタシに気付くアナタ。
気付かれたコトに 気付かない振りして 視線を落としたままのアタシ。


―――


こんな日に 偶然 アナタの友達に会った。
可愛い女の子。
凄く可愛くて、明るくて、イイコそうだったから
「どうしてアタシを選んだの?」と少し思った。
ヤキモチではなくて。
アタシがアナタなら アタシなんかより アノコを選ぶなぁと単純に思ったから。

アタシの泣きそうな顔をアナタの友達に見られた。
もっと明るく笑ってたかった。


―――


上手く話が出来なかった。
もっとアナタと一緒に居たかったと言うのは本音だけど。
少しでも会ってくれたコトに感謝した。



違うの。
今日は言いたい事があったはずなんだ。


―――


アナタに貸した漫画を アナタは持ってくるのを忘れた。
酷く落胆した。
『また会わなければならない』

アタシは今日で終わりにしようとしたのに。


―――


アタシを見送ってくれたアナタは 俯くアタシの頭を撫でてくれた。
どうしようもなくなって 涙が零れた。
彼に「目の回りが黒くなっちゃうよ」と笑われた。



『別れよっか』
もう言おうと思わなくなってた。



―――


意志薄弱。

ココでピリオドを打たなきゃ。

もう痛みはイヤなのに。
同じことは繰り返されるのに。


―――


ココロに残るのは『別れのコトバ』と『苦い味』

それから。
アタシを誘惑する『ほんのり甘い匂い』



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