* * 今日の空色 * *
               by * yuk!na



モクジ * カコ * ミライ


2003年05月09日(金) (t.A.T.u) vs. (she&i)

本日2つ更新しました。良かったらモクジからどーぞ♪

○ ● ○ ● ○ ● 



突然ですが、t.A.T.uって知ってますか?
女の子二人組みのロシア発のアーティスト。
「同性愛」がウリらしいです。(t.A.T.uに関しては→こちら
結構前から知ってはいたけど、
「そんな人たちもいるんだ」くらいにしか思っていませんでした。

ところが、先日。
時間が空いて、CDやさんをフラフラとした時のこと。
アタシはCDやさんが大好きで、視聴をしまくって、いつも長居しちゃうんだけど、
その日もいつものように視聴しまくる。。。
その中の1つに、t.A.T.uがあった。
聞いた瞬間、ヤラレタ。と思った。
買わずには居られなかった。


それほど、格好良かった。



でも、家に着いて聞けば聞くほど・・・痛くて仕方なかった。苦しかった。
だって、あの子を思い出したんだもの。


あの子とアタシは、ホントに仲良かった。
あの子は人に愛されたがっていた。そして、愛したがっていた。
アタシはあの子に愛されていた。そして、愛していた。

でも、あの子が「女」だと言う事で、アタシはある程度の距離を置いたり、線を引いていた。
アタシの中の「常識」が線を引かせていた。


あの子は人に愛されたがっていた。そして、愛したがっていた。
それが出来なくて、きっと絶望したんだ。
アタシがもっと受け入れれば、良かったんだ。
線なんて引かなければ良かった。


t.A.T.uを見ていると、そう思う。
彼女たちは、お互いを受け入れ合ってるように見えた。
本当は彼氏が居て、同性愛者でないとか、
いやホントの同性愛者だとか、諸説があるけれど、
そんなのどうでもいい。
ただ、お互いの愛を与え、それを受け入れる。
そう見えた。
きっと「世間の目」や、「常識」なのよりも大事なものが彼女たちには分かっている。
そんな彼女たちが、凄く羨ましかった。
「常識」なんてどうでもいい、「偏見の目」があったっていい。
恋愛も友情も形なんてない。
「愛」は、枠には嵌められない。
そのはずなのに。。。


アタシは、彼女たちのようには出来なかった。・・・・・・怖かった。
「偏見の目」に苦しめられるのは、もう沢山だった。
あの頃は、ただ「普通」になろうと必死だった。

結局「普通」になんてなれないのなら、彼女たちのようにすれば良かった。
もう名前を呼んでも、何しても、アタシの前には居ないのに。
そうしていれば、あの子は、まだココに居たかもしれないのに。
何度「会いたい」って言ったって叶わないのに。


アタシは本当の馬鹿だ。



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