* * 今日の空色 * * by * yuk!na
モクジ * カコ * ミライ
ある日、ふとヒカリが指すなんて奇跡が起こればと期待してた。
そして、そんなコト起こるはずがないと落胆してた。
そんな日々をアタシはいったい何年、生きただろう。
☆ ★ ☆ ★ ☆
アタシは痛みを抱いていた。
小さなその痛みをどんどん膨らませていった。
アタシの欠点を全部、ヒトは蔑むと思っていたの。
だから、「それ」を見せないように
最大限以上に「無理」をした。
「無理」は祟ってアタシは腐ってく。
でも、欠点を見せないで居られるはずがなくて。
「それ」を見せては、アタシはアタシを罵っていたの。
自身を罵ってはアタシを蝕んでく。
そして、残るは壊れたココロ。
壊れたアタシ。
☆ ★ ☆ ★ ☆
ある晴れた日。
肌寒い頃にしては、少し汗ばむような陽気で。
公園ではピクニックをしている人たち。
横を歩いてく。
空のように晴れたココロ。
アタシ、気付いた。
「無理」してた。
ホントはずっと泣いてた。
泣いてるアタシを許せなかった。
アタシをオカシイと思ってた。
「ジョウシキテキなヒトにならなくちゃ。。。」
「変な目でミラレタクナイ」
独りぼっちになりたくなくて。
我慢しすぎて、痛くて。
でも、泣いててもいいんだ。
変でもいいんだ。
変な目で見られても。
ヒトがアタシを蔑んだとしても。
それでもいいんだ。
アタシが笑えば。
それでいいんだ。
☆ ★ ☆ ★ ☆
ヒカリが見えた。
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