* * 今日の空色 * * by * yuk!na
モクジ * カコ * ミライ
2002年06月26日(水) |
「みんなちがってみんないい」 |
金子みすゞという、童謡詩人を知っていますか? 宮沢賢治とかならすんごく有名で、知らない人なんていないと思うけど。 みすゞはその宮沢賢治と同時代の人。 小学校の教科書にはだいたいみすゞの詩が載っています。 それほどの人なので、一回読む価値はあると思う。 興味のある方は、是非読んで。
私はそんなにみすゞを知ってはいなかった。 今でも、大して知らなくて、ただ一冊、本を貰い、読んだだけ。 みすゞは、とても弱くて強い人だと思います。 そして必死に生きていた人だと思います。 ですが、26歳の時、自殺してます。
映画などで、みすゞの生涯を取り扱ったものが去年あたりやっていたし、 そういった本も出ているとは思うが、 私は敢えてそれを知ろうと思わなかった。 だから自殺の理由なんて知らない。 知ろうとしても、最後まで彼女自身の心はわからないだろうし、 彼女を心を詮索するのは、彼女に失礼だとも思うし、 あまり意味のないコトだとも思うから。 ただ彼女の詩を読んで、心に浸透させれば、それで満足。 彼女もそうだろう。
一つのコトバが忘れられないのです。
「みんなちがってみんないい」
痛みの走る日には、こんなコトバは忘れてしまう。 だけれども、横に居る人が君がいいのだと繰り返し言ったって、 それでも、何も信じられない日でも、 そのコトバは信じられる気がする。
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