-殻-

INDEXPASTNEXTNEWEST

2005年07月05日(火) 号泣

なんとかいう映画のCMで、
ぼろぼろ泣いてる観客の姿ばっかり映してるのがあったけど。

えーと、この映画は何が売りなの?
泣けることが売りなの?

泣くかどうかは結果だし、
感動するっていうのは必ずしも泣くことじゃないし、
じゃあどうして泣けることを売りにするのかな。

みんな、泣きたいのかな。
きっかけはどうあれ、ただ泣きたいのかな。
そんなにみんな、疲れてるのかな?

泣けなくてもいい映画はたくさんあるし、
中身がなくても泣けるだけの映画もたくさんあるよ。
自分が何を選ぶかを、「泣く」ことに頼るのはどうかなあ。

ちなみに僕は「ミリオンダラー・ベイビー」では泣かなかった。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも泣かなかった。
「いまを生きる」では泣いた。「晩秋」も泣いた。
「北の国から」では泣かないけど、「優しい時間」でべろべろに泣いた。

ここには書かないけど、めちゃくちゃに泣いたけどさっぱり覚えていないのもある。

奇妙な感じだな。
いい映画だから泣けるわけじゃない。
泣けることを売りにしても、それはいい映画の保証にはならないのにね。
むしろ、かえって敬遠する観客がいることも知って欲しいな。

それはさておき。

何度見ても泣けないけど、「ガープの世界」は全く素晴らしい。




INDEXPASTNEXTNEWEST
しんMAIL

Click here if you like it...↑

Add to your Favorite