殻

気が付いたら年が変わっていた。
君の声は相変わらず甘やかで、猫のようで。
時を追って、君のやわらかさは僕にまとわりつくみたいだ。

暦の上での節目なんてものに意味はなくて、
ただ色んなことにきっかけを与えてくれる約束事に過ぎない。
そのきっかけを、僕はやり過ごしてしまった。

もちろん、意図的に。

そんなに長いこと逃げてはいられないのは分かっている。
でも僕にはまだ欠けた部分があって、そのピースを探してるんだ。
満たされることがあるのかどうかは、誰も知らない。

君がその形に合わないことだけは、確かだけれど。

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エンピツユニオンに紹介していただきました。
急にアクセスが増えていてちょっと驚きました。
普段はあまりカウンターが回らない日記なので・・・（苦笑）

せっかく紹介していただいたのに、昨年から更新していなかったという
このサボりっぷり。
大変失礼いたしました。

「殻」はもうすぐ４年目に入ります。
これからもよろしくお願いします。