-殻-
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昔書いた文章も、この「殻」ではちょこちょことアップしている。
当然、何年か前に自分が書いた文章を読み返すことになるわけで。 これは誰でもそうかも知れないけど、恥ずかしいもの。 今の僕からは絶対に出てこないような言葉がたくさん。 そこで思うのだ。 何故、今はこの言葉が出てこないのか。 どうして、僕は変わってしまったのか。 時間が流れているから。 環境が変わったから。 もちろんそうだけれど。 実は、変わってなんかいないんじゃないかとも思う。 僕の中にはいろんな僕がいて、 その時々の環境や季節や気分や、 そういう外的な要因に合わせて、 違う「僕」が表に出ているだけなんじゃないかって。 たまに感じるのが、 全く正反対の意見を持った二人の自分の存在。 ものごとを多面的に見る癖がついている僕は、 一つのことがらについて一つの答えだけでは満足できないし、 絶対的に正しい答えがたった一つだなんて信じられない。 僕の思考は、 いろんな僕の要素の中を漂う。 たくさんの正しさがあって、 たくさんの間違いがあって、 そのどれもが大切な「僕」の一部だ。 それを、よく「優柔不断」だと言われる。 そうだろうか。 一つに決め付けることで自分を狭めてしまわないよう、 僕はただ自由に、可能性の海を漂いたいのだ。 久しく留まることのない、泡沫(うたかた)でありたいのだ。 ・・・というのが実は、優柔不断の言い訳なのかな?(汗) INDEX| PAST| NEXT | NEWEST |