-殻-

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2002年01月30日(水) ココニイルコト

ねえ、僕はそんなふうに、
少しずつ汚れつつも現実と折り合いをつけながら、
ささやかに、軽やかに生きていたいと願っているんだよ。
ほんとうにそう願っているんだよ。

曖昧な言葉を嫌悪しつつ、
形而上の概念に逃げながらも、
少しでも今ここにある存在を受け止めながら、
安らいでいられるようになりたいと、
願っているんだ。

実在を感じることは、
自己存在を信じることに依ってしかなされなくて、
僕が迷い込んでいる意味上の世界を形作る全ては、
実はそんなにも曖昧なものに依存していて、
それがまた僕を憂鬱にさせるんだ。

ただ君のように、
全てを受け入れて、
そこに居続けることだけがきっと、
僕に答えをくれる。

きっと、そうなんだ。
だから僕は、君がここにいるっていうことを信じたいんだ。
そして君が僕を受け入れてくれることで、
僕は自分の実在を感じられる。
僕は弱い人間だから、
僕以外の何かに実在の根拠を求めてしまうんだよ。
君にそれを受け入れて欲しいんだ。

僕に、意味を、ください。
僕が、ここにいる、意味を。

たとえそれが痛みでもいいから。






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