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こうの史代先生の「夕凪の町 桜の国」が 大好きで何度も見返してしまいます。
演出とかコマ割とかの素晴らしさもさることながら、 おそらく反戦思想を持っていると思われる作者が、 イデオロギーの主張や、アジテーションで 読者を丸め込んで読まそうとはしていない事(注)、 思想信条は関係無しに 一人の人間として心動かされるような、 一瞬の人生のため息や、生生しい感情 を表現していると思えるからです。
後こうの先生のほのぼの感のある絵も すごく好感が持てます。 ほのぼのとした漫画の中に、 一瞬重いテーマが姿を覗かせる描写が、 更に説得力を持たせるのだと思います。
ここ数年で最も感銘を受けた漫画作品でした。 才能に月と塵芥程の差があることは 解ってはおりますが 「お話」をしっかりと考えて作った漫画も また描いてみたいなあと思いました。 (そのためにコミティアに参加するのですけれど)
注:ちなみに僕の戦争に対する考え方は、 軍隊保持は国家の保全には必要だし、 戦争も存亡の危機の際にはやむなしと 言うスタンスです。 残念ながら今の国際社会の情勢を慮れば、 反戦思想を達成できるとはとても思えないので。
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